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ウガンダの“Waka Waka”② (11月22~25日)

カマウさんがニュートピアに戻ってきた。
そして、内部犯行と思われる盗難発覚。青空に黒雲が出現。
アフリカを旅してきて、僕はブラックアフリカが嫌いになった。
“このアフリカの旅で感じたことをカマウさんにぶつけること。”
これが、僕のニュートピアに来た理由の1つなのだ。

盗難が内部犯行、というのは僕自身の見解ではない。
カマウさんとシルビアさんの判断だ。彼らの経験から来ている。
以前も盗難は度々あったらしい。子供の犯行だったこともある。
僕らがカギを開けていた時間帯からして子供達とは考えにくい。
それが救いだ。100%ではないけれど、そう思いたい自分がいる。
盗難にあったこと自体は自分たちにとって厳しいものだ。
更に“盗ませてしまった”という面で、僕らは加害者になる。
悪事を働くことの蜜の味を教え、実感させたことになるからだ。
2重にやりきれない思いが残る。
その日、カマウさん一家と、皆とは別に日本食の夕食をとる。
ご飯とみそ汁と豆。料理上手のカマウさんである。美味い。
そしてたくさんのアフリカの話を聞くことができた。
その話はまたおいおい書くことにして、後半の日記を始める。

2010/11/22(月) <7日目>
月曜日がやってきた。僕の滞在もあと1週間となった。
ケンジ君、1日延長。カマウさんから1日無料滞在OKが出たのだ。
ただ、やはりスタッフ達と以前のように対応できない。
彼らと決まったわけでもないし失礼だが、それが理性と感情の溝。
いや、僕の不完全さであり、我儘さであり、つまりは弱さである。
水汲みを終えると肉体労働はなく、ベイビークラスの授業に入る。
シルビア先生の要望で鉛筆をナイフで削る。新品は削りシロ多し。
子供の頃も数回しかやったことがない。大抵、鉛筆削り機だった。
少々苦闘するも、机に当てて固定すれば早くできることに気づく。
横になって小説を読んでいるうちに夕方になる。
夕食後、カマウさんからブログに乗せる文章の添削を頼まれる。
ニュートピアの新援助システムについての記事である。
この孤児院はほぼカマウさんが稼いだお金で運営されている。
日本で半年昼夜を問わず働き、半年アフリカ、それでやってきた。
けれどカマウさんも心臓を痛め、もうそんな離れ業は不可能。
そこで、ニュートピアの同窓生から援助を募る計画なのだ。
少々の手直しと、文章に援助システムの図式化を提案。
スキームは僕がサンプルを作ることになる。
カマウさんとはアフリカのダメさを話すことが多い。
アフリカ人の民度の低さは日本人の想像を絶する。
夜、お茶を飲みつつ話す内容の多くはアフリカ人への罵倒である。
ブラックアフリカ人を同じ人間と見ればみるほど、
アフリカで何かを為そうとすると、
アフリカの未来を真剣に考えると避けられない感情かもしれない。

2010/11/23(火) <8日目>
月曜日がやってきた。ケンジ君がとうとう出発する。
出発直前の朝、滞在費のことでトラブルが起こる。
根本原因は日本で予約した人と長期旅行者で価格が変わることだ。
ケンジ君は1日10USD(日本で予約)だが、僕はもっと安い。
僕は最初に滞在費をシルビアさんから確認し、ケンジ君に伝えた。
彼は僕の助言で長期旅行者料金を払った。それが間違いだった。
確認せずにお金を受け取ったシルビアさんは騙されたと思った。
それを聞き、カマウさんがケンジ君を一喝。いや、二喝、三喝。
その内容はかなり誤解を受ける可能性が高いので書かないが。
カマウさんはケンジ君に“誤魔化す気持ち”を感じたらしい。
でも、僕がああ伝えたら彼は僕の助言を信じるのがふつうである。
彼は3つも仕事を掛け持ちしてお金を貯めて旅に出てきている。
節約したいのは山々だ。ボランティアは“行動で”したいのだ。
それに前日、カマウさんは1日宿泊費無料を申し出てもいる。
カマウさんは思ったことをストレートに出すことを心がけている。
人が何をされたら怒るか教えたいという考え方を持っている。
何度もカマウさんにはその件で話をした。
自分の責任もあるが、ケンジ君とカマウさん共にマイナスなのだ。
ケンジ君は今後もニュートピアを支える1人になりたいと思い、
カマウさんも大切な支援者が1人増えるところなのだ。
まずはどうしてトラブルが起こったのかを冷静に判断すべきだ。
直接シルビアさんにもその原因を話す。彼女は了解した。
でもカマウさんは違う。頑固だ。僕も全然すっきりとしない。
水汲みに行った時子供たちを叱ってしまった。思い直す。反省。
こういうときは目の前の仕事に没頭すべきだ。
答案コピーに加え、寄付体制の図式化も午前中に終了。
カマウさんはそれに感心してくれたようだ。
そしてニュートピアの運営収支やJICAの現状を教えてくれた。
たくさんのことが起きた今日の午前、昼飯はタップリ、昼寝も…。
夕方、停電。ランプと補助電源の下で夕食。薄暗闇の中で。

2010/11/24(水) <9日目>
テスト初日である。といっても、子供に緊張感は見られない。
朝礼ではいつものようにニュートピアの校歌が歌われる。
歌詞もリズムも素晴らしい。ボランティアが創ったものだ。
テスト日といっても1日中テストではない。今日も水汲みから。
ただし1限が長く、2往復。水汲み終了後、窓から中を覗く。
なっちゃんはもうできたようで、テスト用紙を僕に振ってくる。
カマウさんと雨どいの角度を直し、鉄棒を倉庫へ運ぶ。
雨水は自動的に濾され、タンクに貯められる。飲み水になるのだ。
鉄棒はゲストハウス建設用。コレが結構高価らしい。
こういう建築資材は外に置いておくとすぐ盗まれるから要注意だ。
昼過ぎ、カマウさんと最寄りの町、チョテラへ。
途中でポーション(ウガリ)のモトであるトウモロコシの粉を買う。
いろいろ周ったが、25kg袋で約120円。またも大幅値上げ。
ニュートピアでは安いグレードしか使っていない。
物価はどんどん高くなり、ウガンダはどんどん貧しくなっていく。
チョテラでの主目的はインターネット。これで日本と連絡をとる。
カマウさんのメール送信等の手伝いをし、僕も自分のをチェック。
T君の乗ったナイロビ行きのバスが事故って大破したそうだ。
彼が無事なのは何よりだが、死傷者が出たようだ。
帰りにゲストハウスの参考になりそうな家の写真をとる。
こんな家を建てられるのは悪事を働いている証拠であるらしい。
パッションフルーツジュースは1杯10円だがなかなかうまい。
カマウさんが現在に至るまでの遍歴を教えてくれた。
この方、アフガン戦争にまで行っている。死を覚悟してのことだ。
その実行力が常人とはかけ離れている。
ジャーナリズムではない。援助のために、命を掛けている。
ニュートピアは今日も停電したが、自習時間には復活。
『10+□=15』を25と回答するイサヤとナバインダ。
何度説明してもダメだからジュチに交代したがそれでもダメ。
ジュチはもっと優しい問題にチェンジした。
ただ明日のテストはできないだろう。
僕は答案コピーをしているのでどんな問題が出るかを知っている。

2010/11/25(木) <10日目>
いつもどおりに水汲みに行くが、カマウさんに呼ばれて戻る。
土地境界辺りに行くと渋い顔のカマウさんとシルビアさんがいる。
隣家との境界に植えたジャカランダの苗が抜かれているらしい。
これは公式測量後に植えたものだ。抜いたのは隣家に間違いない。
つまり、嫌がらせだ。勝手に人の土地を浸食しての逆ギレだ。
アフリカ人は公式の測量を無視するし、勝手に印を移動させる。
役人がいるときは黙っていても後からイチャモンを平然とつける。
そこに理屈はない。もちろん、あるわけがない。
自分の意向をつじつまの合わない難癖で尤もなように意見する。
感情で真実が曲がる。なぜ太陽が沈むとか言いかねない、くらい。
一時訪れる旅行者は無視すればいいが、住めばそうはいかない。
土地問題は怖い。先日土地争いのこじれでインド人が殺されてた。
この辺りでは人の土地であっても耕したらその人のものとなる!
カマウさんは最初に60ha買ったが、現在は30haしかない。
未使用だった土地を周りの家が浸食していったわけだ。
かといって、自分の土地をすべてフェンスで囲うわけにいかない。
広大な土地にそんなことをしたら時間と費用がいくらいることか。
1つのバカ家族のために、こちらが被害をこうむる。
でも今回は仕方ない。この境界だけはフェンスを張ることになる。
つまり、僕はこのフェンスを張る作業のために呼ばれたのだ。
適当な間隔に杭を打ち、そこに有刺鉄線を張る。まずは、杭打ち。
カマウさん式の杭打ちはこんなだ。
まず、直径30cm強の穴を掘る。中央には杭の太さの穴を更に。
杭をハンマーで打込み、レンガを詰めて、粉々に潰して固める。
その次は石。尖った方を下に、レンガ層に打ちつける。
土をかけ、上からハンマーで叩く。レンガと石を更に固めていく。
続いて大きめの石。これは杭のカーブに合わせて並べる。
掘った穴と杭にすっぽり合うように調整することも重要だ。
そんな石は大きめの石をハンマーで砕くことによって作る。
最後に土を掛け、ハンマーで杭周りをガンガン叩ききる。
これで杭は抜けなくなる。隣家が抜こうとしても抜けないだろう。
ただ、かなりの重労働だ。午前中は3本がやっと。
午後から7本。計10本を打った。ボロボロに疲れる。
ハンマーで石を割り、土を固めるのにものすごく力が必要なのだ。
カマウさんと交代で力いっぱいハンマーを振り、休む時に考える。
ルールを守ればやる必要がないことだ。考えると余計に疲れる。
通りかかった人が何をしているのか尋ねてくる。
理由を聞いて彼は僕らに同意する。理論的に考えれる人だと思う。
けれどカマウさんは言う。
「彼が当事者(隣人)だったら隣家とおなじことをするだろう」
…。そうなのか。ちゃんとルールが分かる人と思うのだが。
自分の利害が絡むと人が変わる。冷静な判断ができなくなる。
カマウさんはこの30年で100人以上のアフリカ人と仲間になった。
だが、誰一人として現在まで続いていない。皆、裏切ったらしい。
多くは金銭面の犯罪的トラブル、次に持続力の無さが原因。
アフリカ人が日本人に期待するのは多くのサラリー。お金のみだ。
だからカマウさんもアフリカ人をよく言わない。
旅行者の中にはアフリカ人が好きだと言う人も結構いる。
深く関わらないからではないか? 外見はいい奴ばかりなのだから。
同じ“人間”として考えると、果たして好きになれるのだろうか?
一時接する人と捉えたり下に見たりすればいいのかもしれないが。
それでも好きと言う人はお人好しか世間知らずとしか思えない。
非効率と非理論的思考。つまりは民度が低い。
そのずば抜けていること。わかったつもりでも驚かされるのだ。
汗をかき、体中がだるい。シャワー後に音楽を聴くことにした。
身体を洗った後、スピーカーを設置し、カーペンターズを流す。
澄んだ歌声で疲れを癒やす。美しく素朴なニュートピアに合う。

ムムム、2回にわたっても書ききれない。
ということで、第3段へ続く。
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