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ウガンダの“Waka Waka”① (11月15~21日)

ラフティングの後ジンジャに戻り、2泊。
欧米人経営宿で居心地がいいのだ。町中で食べるカレーも上手い。
次の目的地はタンザニア国境に近いところにある。
カンパラを経由し、赤道を越えて南半球へ戻る。

カンパラを13時頃に出るはずのバスは、16時30分まで動かず。
アフリカ4ヶ月目の僕には特に驚くことでもない。
ただし、今日はホテル泊ではないのだ。お世話になるわけなのだ。
遅くなってしまうことを電話しつつ、日は暮れていった。
現地まで直通のはずだが、何故か乗り換えさせられる。
スタッフの1人は酔っている。危なく通り過ぎるところだった。
真っ暗の中で、奇跡的に看板を見つけ降りることができた。
20時30分。街道沿いから未舗装道を歩いて、やっと到着。
“Newtopia Children’s Home”。
カマウさんという日本人経営の孤児院だ。
ココでの滞在の名目は“ボランティア”である。
13日間を久しぶりの日記調で記していくことにする。

2010/11/16(火) <1日目>
20時30分は暗い。孤児院に電気は点いている。
黒人女性が迎えてくれる。カマウさんの奥さんのシルビアさんだ。
「お疲れ様」と日本語で言われてちょっとびっくりする。
荷物をドミトリーへ。ボランティアの居室だ。
先着は2人。カツノ君とケンジ君。
旅の話を交えつつ、ニュートピアについていろいろと聞いてみる。
23時就寝。

2010/11/17(水) <2日目>
初日。朝、5時30分。ドラムの音。起床。
ムチャカムチャカと呼ばれる体操で子供たちの一日が始まる。
僕も体操に参加。その後のランニングは見るだけにする。
朝食はポリジ。トウモロコシの粉をお湯でといたものだ。
朝礼。元気に歌う。国歌、校歌、しあわせなら手を叩こう、等。
カツノ君出発。子供たちのお別れの歌。ちょっと切なくなる。
僕から皆に挨拶。黒板に僕の名前が書かれる。“Uncle K…”。
先生(ティーチャー)以外のスタッフはアンコーと呼ばれる。
1時限目。ベイビークラス(最年少)は水汲みに行く。僕も行く。
近くの井戸の水は綺麗ではないので飲みはしないけれど、
水は生活インフラの最重要物。僕の日々の日課にすると決める。
タンクはたくさんあるから子供たちの仕事を奪うこともない。
ボランティアのルールの1つは、子供から仕事を取らないこと。
あくまでも僕らのすべきことは孤児院への手伝いである。
子供達に楽させ、学ぶ時間を奪うのは彼らのためにならないのだ。
木の棒の先端に小型タンクがついたモノでイサヤが水をタンクへ。
水汲みはイサヤが仕切る。権力をもつと、威張るのは子供も一緒。
要らん指示を出し、無駄が多い。進みが遅いが、こんなもんだ。
孤児院へ戻る。さて、取り立てて仕事はない。漫画でも読むか。
僕はどうしてもあれこれせわしなく動いてしまう癖がある。
ココのボランティアでは、もっと感じてもっと考えたいのだ。
必要以上に、自分を抑える意味でも、あせらず少しずつやる予定。
この孤児院ボランティア、ノルマというものが全く存在しない。
すべてはボランティア個人個人の自主性に任されている。

2010/11/18(木) <3日目>
3日目だというのになかなか子供たちの名前が覚えられない。
努力はしているのだが、黒人の見分けは、最初は難しい。
シルビアさんから受けた仕事らしい仕事。テスト用紙のコピー。
来週末の期末試験で使う。カーボン紙を使って2枚ずつ作成。
3限目の体育に参加しサッカー。最年少の子供たちと。
彼らは英語を話せない。意向も伝わらない。さてさて…。
ボールを放さない子、ボールを取りにも行かない子。
ボールが来たら蹴る子、ボールが来てもやらない子。
…なんとか時間が来て終了。泣きだした子をあやしながら学校へ。
夕食にヤギ肉がつく。肉は初めて。
肉と魚の入ったナッツソースをマトケ(バナナ)にかける。うまい。
凄い組み合わせの料理ではあるが、美味いものは美味いのだ。
自習タイムの後、「高い高い」や「回転グルグル」をして遊ぶ。
夜中に何人も持ち上げ、振り回すのは疲れる。よく眠れる。

2010/11/19(金) <4日目>
昨日ポリジの準備を忘れたらしく、今日からパンの朝食。
ボランティアは通常、最初の3日間は子供達とポリジだ。
パンもきれていたのでカマウさんの二男ジュチが村へ買い出し。
そのとき、雨が降ってくる。ジュチはずぶ濡れで帰ってくる。
朝礼の時間になっても雨はやまない。軒下でホップし、ハグする。
ニュートピアの「しあわせなら手を叩こう」の歌詞は少々違う。
「しあわせならホップしよう/ハグしよう」が加わっているのだ。
ナムビル・カグワ・メディの3人は雨で小学校へ行かなかない。
ナバインダが悲しそう。兎の赤ちゃんが死んだらしい。
お腹にいるときの胎児のような赤ちゃんが、硬く、動かない。
夕方前に雨が上がる。
棒でお尻を引っ叩かれている子がいる。学校には体罰があるのだ。
日本では見られなくなった体罰。イサヤのような小さい子は泣く。
大きくてもビャルハンガのような野性児も泣く。
彼はここに来た当初、目を離すとフラフラいなくなったそうだ。
ジャカランダの苗を移し変える。たった10mであるが。
苗を草食動物から守るために添え木をたてる。牛が通るのだ。
兎の赤ちゃんに乳をやるために親兎をひっくり返して抑える。
耳と後ろ足を押さえて固定。兎はおとなしく、為されるがまま。
前回はおとなしかった親兎に抵抗され、イサヤが逃げる。
弱虫~、とイサヤをからかう。
仕方ないのでバタリンガと一緒に押さえつけることになる。
夕食。今日もヤギ肉入り。皆、骨を削るくらいまで食べる。
日記を書く。数日貯めると、いつ何をしたかが不確かである。
緩やかに過ぎるこの生活では昨日と一昨日の記憶が混ざる。

2010/11/20(土) <5日目>
土曜日なので学校はない。でも、ムチャカムチャカ休日もやる。
朝食はバターをひいてある温かチャパティとミルクティ。うまし。
食事後、シルビアさんはマサカの家へ。今日は戻らないようだ。
手元にあるテスト用紙のコピーはもう少しで終わりそうだ。
空いた時間でケンジ君と昨日確認していないジャカランダを点検。
敷地の境を示す苗の列。ニュートピアの土地はなかなかに広い。
戻って水汲みへ。ボランティアの部屋は自分たちで雑巾がけ。
午後。子供たちの自習を覗く。といってもお絵描きの時間らしい。
フラ~っと布団に寝転び爆睡。夕方、チャールズ先生と村へ。
ホントに小さい、カルバリオ村の市場へ。買い物に付き合う。
立派な魚は買わず、魚のアラを買う。僕の自腹で更に追加する。
パンケーキとバナナも。けれど、僕が追加したことは内緒に。
それでお礼を言われるのは、働いている先生やスタッフに失礼だ。
チャールズと別れて戻る。子供たちが夕食の準備をしている。
土曜日でスタッフのチャンボとマイケルがいないのだ。
残りの子たちは芝生の上で素っ裸。体を洗っている。夕日が紅い。
土曜の夜の自習の時間は、子供たちが歌って踊る。
スタッフがいないので、カグワとチゴンゴが交代で太鼓を叩く。
ナンピジャとナバインダは照れながらも楽しそうに歌っている。
大きいメディやチゴンゴはアレンジして踊る。
曲によっては僕らに子供が寄ってきて踊るパートもある。
一通り終わると日本の歌のリクエストをもらうが、皆知っている。
普通の日本人の大人より、子供達は日本の童謡を知っているのだ。
ケンジ君が『人間っていいな』を紹介。でんぐり返しを教える。
コレは知らなかったようで、皆で、でんぐり返しの練習。
首を曲げることが分からず、背中から、ドン!

2010/11/21(日) <6日目>
今日は日曜日。何しようかと考えているとトラックがやってくる。
ゲストハウス建築用のセメントを運んで来たのだ。
運搬を手伝う。1袋50kg。肩に乗せると背中にズキンとくる。
数十個を3人で倉庫へ入れる。体中に痺れるような感覚が残る。
ヤギを檻から出し、木に紐を結び付けて草を食べさせる。
僕がくくりつけた枝は細く、ヤギに折られ、逃げ出してしまう。
追いかけるだけでは捕まえ切れない。バタリンガと囲み、捉える。
ほっとする。逃げられて孤児院に損害を与えるわけにはいかない。
イサヤに呼ばれる。「アンコー、カム」。なんだ、なんだ。
兎の餌になる草をとるのを手伝えというのだ。下っ端の下っ端だ。
こうやってたまにベイビークラスの子供に使われることがある。
ケンジ君など、イサヤの弟最年少のレジーナにこう言われたらしい。
「アンコー、ムーヴ」
カマウさんが帰ってきた。シルビアさんとなつみちゃんも一緒だ。
なっちゃんはカマウさんの愛娘であり、3歳の女の子だ。
マサカの小学校に通っていたが、部屋毎引き払ってきたらしい。
「これで、もう何処にも行かない。死ぬまでずっとここに。」
カマウさんの言葉が心に響く。
不測の事態。盗難発覚。40USDと50,000シリングが消えた。
パスポート入れに入っていた物から、一部が抜かれている。
ケンジ君もほぼ同額、同じように盗られている。
状況から、おそらく内部犯行。犯人はこの孤児院の中にいるのだ。
ドミに鍵をかけていない時間をついてやられたらしい。
ニュートピアの心地良い雰囲気に、ふと気を抜いてしまった。
考えてしまう。犯人はすぐそこにいる顔見しり、なのだ。
夕方、ジュチに案内してもらって裏山に登る。美しい景色。
国境近くという自然が残る地に、人間の原点が広がっている。

さて、ニュートピア滞在後半を書こう、というところだが、
長くなりそうなので文章をわけることにする。
カマウさんが戻ってきて、たくさんの話を聞けた後半。
盗難から露見するアフリカの実態、それに続く出来事。
後半は少々ディープな内容。けれど、幸せな日々であった。
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