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横に落ちる滝を下る (11月12~15日)

カンパラを出たミニバスは、混み過ぎた街中を掻き分けていく。
まだカンパラは終わらないのか。まだ、絡みついてくるのか。
1時間半後に着いた町は整然としている。抜け出せたのだ。
ジンジャ。ここはナイルが始まる町。


適当なホテルに荷物を置き、ラフティング会社へ。
ナイル・リバー・エスクプローラ(NRE)。欧米人が集まる宿を併設。
125USDは安くはないが、1泊無料で3食付き。ビールも2本。
アフリカにおいて、欧米人経営のサービスはレベルが高いのが常。
今回のラフティング、お金を使う、と決めたのだ。
節約してばかりの旅は心がすさむ。今が使う時、と心する。

昼前にジンジャのNREへ。「バックパッカーズ」と呼ばれている。
ブジャガリ滝のNREは「キャンプ」という呼称だ。
キャンプはブジャガリ滝入口にある。
ラフティングは到着翌日。今日はブジャガリ滝を見に行く。
滝と言っても落差はほとんどない。どうということのない滝だ。
ただ、明日はこのナイル川をゴムボートで下るのだ。
“Grade 5”とは、どれ程のうねりなのだろう。
夜、レストランで今日のラフティングを撮った映像を見る。
期待を裏切らないド迫力。映像撮影も上手い。期待が高まる。

翌日朝、ジンジャのNREへ戻る。ココで朝食。フルーツ山盛り。
カンパラからのシャトルバス組と合流。さすがのホスピタリティ。
今日は残念ながら1ボートだけ。映像撮影もないらしい。
それでもラフティングの“体感”は変わるわけではない。
ボートを積んだ車はオーウェンフォール・ダムを越えて向こう岸へ。
この世界有数の貯水量を誇るダムの少々下流から出発する。

スタート直後のナイルの流れは遅い。まずは練習である。
パドリングと突入姿勢。転覆した時の流され方と、戻り方。
ゴムボートの淵に腰掛け、前の人のタイミングに合わせて漕ぐ。
安全な体勢で流されること。腕を巻きこむようにボートへ上がる。
死にたくも怪我したくもないから、ちゃんと頭に入れる。

最初のラビット(急流ポイント)がやってくる。
『Rib Cage‐レベル4』。
ガイドがポイントへ誘導してくれる。漕ぐ、そして、突っ込む。
パンパンの空気が詰まった硬いゴムボートが曲がる程の衝撃。
レベル4でもこれほどの迫力。さすが、ホワイトナイル。
ここは世界でも有数のラフティングポイントなのだ。
次に迫るラビット名は、『Bujagali Falls‐レベル5』。
ブジャガリ滝だ。落差はないとはいえ、一応“滝”とされている。
この景色には見覚えがある。間違いない。
直前までパドリング。グッドポイントへボートを持っていく。
ガイドの指示でボートの中で屈む。ロープをしっかり掴む。
うねりの中に吸い込まれ、巻き込まれ、弄ばれるボートと僕ら。
転覆しなかったのが不思議なくらい。もちろん、ずぶ濡れだ。
一緒にいるT君によるとザンベジ川寄りも迫力は上らしい。
ということは、アフリカNo.1のポイントである。
なにせ、滝なのだ。落差がないとはいえ、滝なのだ。
横に落ちる滝を下るラフティング。
怖いところを通り過ぎた後、ふと笑ってしまうのは何故だろう?

次は『50/50‐レベル3』。レベル3だ。ここはちょっと一休み。
…、甘かった。転覆である。
場所によって水が逆流している場所がある。そこに入ったのか。
この転覆はガイドの狙い通りだったと思われる。
皆、ボートから投げ出され、ナイルのうねりの中に飲み込まれる。
ライフジャケットを着ていても、瞬間的には沈んでしまう。
面白いことに、上下が分からない。はたして今僕は上向きなのか?
どちらに向かえば水面から顔を出せるのか、わからないのだ。
でも、ライフジャケットのおかげで、自動的に水面に出れる。
出たはいいが頭は混乱。少々喘ぐ。何もしなくとも浮くのだが。
喘いでいる時、柔らかい布を掴む。何とはなしに離さずにいる。
心も落ち着き布を広げてみる。靴下だ。指の形に成形されたモノ。
見覚えがある。オールを抱え、空を見上げ、流されつつ思い出す。
ボートは順にメンバーを拾っていく。一番流された僕は最後だ。
助けられるときには靴下の持ち主を思い出していた。
僕はT君にその布を投げる。そして言う。「空から降って来た」。
彼はビックリしている。この流れの幅と速さの中で、何故?
ちいさな布切れが、何故にちょうど僕の手の中に落ちてくるのか?
奇跡である。あの転覆で靴下がするっと脱げ、僕の手の上に降る。
そんなこともある。

少々の休憩の後、3つのラビットが連続する。
『Silverback‐レベル5』。
『Jaws‐レベル3』。
『Pyramid‐レベル2』。
最初にドガッとレベル5の流れに飲み込まれ、生還。
次はレベル3だ。パドルを漕いで、すぐに突入姿勢をとらねば。
突破した。漕げ、漕げ。ボートの中に入って、掴まれ。
そして平穏な流れの上に出る。連続ラビットの楽しさだ。
レベル5→3→2と続くこの難易度の階段は良くできている。
もちろん人間が作ったものではないのだけれど。

暫く緩やかな流れが続く。
ホントに緩やかだ。漕がなければ進まないくらいの緩やかさ。
『Overtime‐レベル5』『Retrospect‐レベル4』。
そしてまた緩やかな流れに戻る。『Bubogo‐レベル4』。
ザンベジは崖に囲まれているが、ホワイトナイルの川幅は広い。
見晴らしがイイ。水面を泳ぐ川鵜が潜水を繰り返すのを眺める。
島がある。ここには沢山の蝙蝠(こうもり)がいるらしい。
間延びする。早く次のラビットが来ないだろうかと思う。

やってきた。しかし、1つ目は川岸を歩いて越えねばならない。
『Itanda Falls‐レベル6』。レベル6は入ってはいけない。
レベル6で事故をしても、何の保証も効かないのだ。
Itanda Fallsの下流、まだまだ激しい流れのポイントでボートへ。
最後のラビット。『The Bad Place‐レベル5』。
その名のとおり、激しく揺られ、転覆。ド迫力の転覆事件。
最後の最後にナイルに飛び込み、ラフティング終了。
ちゃんと迎えの車が来ている。「キャンプ」へ。

キャンプではバーベキューの準備が進み、もうすぐ食べられそう。
ホワイトナイルなのでビールは『Nile Special』。7%。
ちょっと高いアルコール濃度は、ラフティングのようでもある。
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