FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1日3国移動と重なる不運 (8月10,11日)

ボリビアの首都・ハボロネを2泊で抜ける。
早朝のバスで一度ヨハネスブルグへ、乗り換えてスワジランドへ。
(ヨハネスブルグは現地ではジョハネスバーグ、略してジョバーグ)
距離はあるけれど十分1日で移動可能な行程だ。
ただし、この頃の僕はツイテない。なぜ、こんなことが…。


今回も朝は早い。4時30分起床。テントをたたんで、出発準備。
ハボロネ発ジョバーグ行きのバスは6時30分発の1本だけ。
早朝は市バスがなくタクシーを呼んだが、約束の時間に来ない。
高地の冬の朝はかなり寒い。寒さがイライラを増長する。
タクシーがやってきたのは30分遅れ。悪びれた感じはない。
ガツンと怒ってタクシーを飛ばさせる。なんとか間に合った。

バスは南アとの国境に向かう。ハボロネからは30分で着く距離。
無事にボツワナを出国。歩いて南アのイミグレへ。
先に行った人達が並んでいる。そのうち皆、建物の外へ出てくる。
イミグレ職員によるストの交渉が始まったらしい。
彼らは勿論公務員であるから、相手は政府らしい。なんとまあ。。。
1時間後、職員が荷物を持って帰っていく。僕らにはお構いなし。
交渉が決裂したらしい。ということは、今日は南ア入国不可か?
とはいえ、もうボツワナ出国手続きは済んでしまっている。
今僕はどこの国にもいない人間である。ボツワナにも帰れるのか。
バスの乗務員はこのままもうちょっと待つという。
2時間後、イミグレが開いた。女性が1人、全員分を処理し始める。
なんとかなるようだ。そうしているうちに外が騒がしくなる。
先程出ていった職員達が戻ってきた。でも仕事をする気配はない。
皆で歌い踊っているのだ。お気楽なもんだ。まあ、いいか。
写真を撮ろうとすると、さすがに警備員に止められる。
そうこうしているうちに3時間以上が経過している。

当初、このバスは13時到着予定だったが、どうなるのか。
ジョバーグ宿泊は避けたい。安宿までのタクシー代は高い。
夜のジョバーグ中心街には居たくない。ココは世界一危ない町だ。
到着したのは16時。きっちり3時間遅れである。
スワジランドのムババネまで行ってしまいたい。ミニバス乗り場へ。
ミニバス乗り場はバスターミナルのほぼ構内にある。
ただ、案内して安くない金を請求するヤツらがたむろしている。
最初に払わないとはっきり言っただろう、と言っても付き纏う。
じゃあこれでどうだと余っていて使えないナミビア・ドルを渡す。
しぶしぶ受取る彼ら。南ア・ランドと等価でもこの国では使えない。
僕のあげた額は両替手数料にもならないが、これで我慢しなさい。

人が集まり、ミニバスは出発する。ジョバーグ中心街を出る。
東へひた走るミニバス。ボロいと思っていたが、130km/hで走る。
暗くなっていく。黒人ばかりだからバス内の人の顔も見えない。
僕の隣のおばちゃんはスワジランド人。彼らの言葉を教わる。
といっても、3語だけ。“Hello”と“Thank you”と“Good-bye”。
それぞれ、サウボーナ、ンニャーボーグァ、サラガーシェ、だ。
スワジ国境。おばちゃんに着いて出入国手続きを行う。
国境の兄ちゃんはやたら明るい。凄い込み具合でやっと出る。
なかなか皆が揃わない。いつもやってる入国スタンプチェック。
何処にも押されてない。何回見てもスタンプが見つからない。
混んでいるイミグレを逆走。さっきの兄ちゃんの窓口へ。
「スタンプ、押してないぞ」と告げる。うまく話が通じない。
「あるじゃないか」「これは南アの出国スタンプだ、スワジのは?」
結局は彼の押し忘れである。どうしてメインの仕事を忘れるのか。
日本人だから現地人とは違うと念を押したのに。危ない、危ない。
出発も大幅に遅れる。この国境越えに1.5時間は異例らしい。
これが今日2度目の国境通過である。

スワジランドの首都・ムババネ到着は22時。道端で降ろされる。
全くココがどこか、わからない。セントロらしいのだが……。
安宿へは歩くのが難しい。少々遠く、夜のムババネは治安が悪い。
その安宿を知らないタクシーが多い。住所を見せても乗車拒否。
1台だけ知っているタクシーがいたが、ここぞとばかりにボる。
おばちゃんは「パトカーで送ってもらったら」と言う。
中東では夕方によく使った手段だが、久しぶりは緊張する。
他の客がパトカーを止めた。「こいつ、送ってやってくれ。」
パトカーに乗り込む。さっき覚えたスワジ語で礼をいう。
和やかな雰囲気になり、最も安全な乗り物で宿へ向かう。
街中を走っているとき、パトカーを見て2人の男が逃げた。
警官の顔が険しくなり、何やら作戦を練っているような話し声。
スピードを上げて追跡。凄いスピードで急にハンドルを切る。
運転手以外が降りる。「僕はどうすれば?」 「そのままでいいよ。」
挟みうちで彼らを確保。うまいもんだと感心していた、その時。
運転していた警官が、ガツンと男2人の顔を何発も殴りつけた。
そこまでやるか。警官の顔に先程のにこやかさは何処にもない。
意気消沈した彼らは後部座席に押し込まれる。もちろん僕もいる。
後部座席には警官と僕、真ん中に男2人。スシ詰めである。
捕まった彼らと僕はくっつき、彼らの顔は僕のすぐ目の前にある。
鼻血と涙が溢れ、ちょっと虚ろな目をしているではないか。
「大丈夫」と聞く。「……」 そりゃ大丈夫じゃないよね…。
一度警察署へ行って彼らを降ろした後、僕を宿まで送ってくれる。
宿の女の子が眠そうに僕を部屋へ。かなり寒いからテントはヤメ。
疲れている日くらいはベッドで。今日はいろいろあったな、と。
ただの移動日のだったはずだが…。

翌日、モザンビークビザを取りに大使館へ。
ムババネに2泊する理由の1つはコレ。国境より安く取れるのだ。
スワジ語であいさつしてビザの申請をする。早口で何か言う。
あいさつはできてもスワジ語はわからないという。次はポル語。
モザンビークの公用語はポルトガル語。これも勿論わからない。
かといって、英語もよくわからない。何だって?と聞き直す。
「君にビザは発給できない。国境で取れ。」と言っているようだ。
そんなはずはない。取れるはず。何人かの日本人から聞いている。
理由はスワジランドの就労ビザがないことと昨日入国したこと。
それは他の日本人も同じではないか? 特に2つ目は理由にならん。
30分くらいネバったが結局だめ。おいおい、またトラブルか。
ビザの発給状況はすぐに変わる。係員にもよるのも知っている。
今回の申請、実は僕にとって、初めて海外で行うビザ取りだった。
その最初がコケた。いやはや、この頃僕には運がない。

それにしても、早朝タクシーの遅れはナミビアに続く2回連続。
バスへの駆け込み乗車、南ア国境のイミグレ職員によるスト、
スワジランド国境での入国スタンプ押し忘れ、
パトカー乗車と犯人追跡、モザンビークビザの配布拒否。
ここまで続けば何かあると考えてしまう。
とはいえ、すべて何とかなったから、いいとしよう。
不運といっても、過ぎてしまえば1つの旅の思い出となるのだ。
考えても変わらない不運は忘れて、ただ前に進むのみだ。
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

くらっくぽっと

Author:くらっくぽっと
僕の”CRACK”が
あなたにとっての
”crack”になりますように・・・

YAHOO!検索

Yahoo! JAPAN

あなたの天気予報
ブログ内検索
リンク
最近の記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。