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ゾウ・サイ・ヒンバへの注視とその逆転現象 (7月25~31日)

とうとう、ケープタウンを出発。
南アに56泊、そのうちケープタウンに42泊。
W杯期間中とはいえ、W杯は約1ヶ月間のはずなのに、である。
取りとめのない滞在だったが、楽しい日々だったのは間違いない。
次は、ナミビア。南部アフリカで最も行きたかった国である。




ナミビアは公共交通機関で旅するのが難しい国である。
レンタカーが必要なのだが、物価も高いし、国土も広い。
ということで一緒に旅する仲間を集め割勘という方法が一般的。
それがケープタウンに滞在し続けた当初の理由であった。
全然誰も来ないからとバスチケットを買った後に人が集まる。
Kさん&Cさん夫妻と、大学生のT君。
ご夫妻とは再会で、1度目は3月にBsAsで会っている。
その後彼らは、南米・欧州・中東を旅し、ケープタウンに着いた。
その間、僕はブラジルと南アだけである。
ホントは東アフリカで合流かなと話していたのだが。。。

夜行バスで夜中に国境を越える。とうとう、南ア出国だ。
それ程好きな国ではないが、長期滞在しただけに少々寂しい。
ナミビアの首都・ヴィントフックには翌日早朝に着く。
計画は10日間。国立公園、民族の村、巨大草、砂漠を廻る。
ハイ・シーズンということもあって、レンタカー確保が大変。
僕以外の3人のテント探しもあり、何もない町を結構歩く。
それはそれでよい。ヴィントフック、堪能(?)である。

翌日、レンタカーで国を南北に貫く国道を北上する。
まずKさんが運転。ヴィントフックを出てすぐ、デカイ蟻塚発見。
ナミビアならではの自然が早くも顔を覗かせている。
目指すはエトーシャ国立公園だ。

僕はあまり動物に興味がなかったために、何も調べていない。
Kさん達に促されるように国立公園のゲートから中に入る。
いきなり、動物がいるのだ。インパラやスプリングボック。
既にサファリを開始しているのだ。
01 ナミビア(前半) 03 ナミビア(前半) 04 ナミビア(前半)
生シマウマを見たときにはテンションがドーンと上がる。
初めて知った。僕はかなり野生の動物が好きらしいのだ。
というか、動物園で見るのと野生は違う。保護区とはいえ。
ルールを知らない僕らは車の外に出て観察。ホントはダメだが。
あとから知って、周りから白い目で見られた理由がわかる。
入園料の支払いチェックのところで、動物がいる場所を聞く。
帰ってきた答えは、「まっすぐ、キャンプ場へ行きなさい」。
時間が遅めだったからだ。もちろん公園内の道に街灯はない。
それでも動物が現れると車を停止しつつ、ダート道を進む。
遠くにキリンが見えた時には更に感動。キリンだ!と叫ぶ。
Cさんは動物を見つけるのが上手い。
オットリした性格だが、自然に物をよく見ている人なのだろう。
02 ナミビア(前半) 05 ナミビア(前半)
キャンプ場に着く。時間もいい頃だ。食事の支度は…。
キッチンがない。自分たちで日も鍋も皿も持参するタイプだ。
他の観光客は万全の準備をしている。キャンピングカーが多い。
僕らはパンと缶詰のミートボールの夕食となる。

エトーシャ国立公園の特徴は自分の車で周れる以外にもある。
キャンプ場の傍には水場があり、そこまで歩いて行けるのだ。
乾季だから動物は水を飲みに来る。それを夜も自由に見れる。
必要最低限のライトアップ。写真撮影には光量が足りないが。
シャワーを浴びた後、皆より先にウォータープールに向かう。
僕が到着したとき、一頭のサイが静かに水を飲んでいた。
体のわりに小さい口を水に浸し、舐めるように水を飲んでいる。
その舐める音さえ聞こえてきそうなほど、周囲は静かだ。
人は10数人いるが、皆黙ってサイを見ている。
サイがこんなにもかっこいいとは思わなかった。
凄く原始的な風貌であり、特に目と口と後ろ足がいい。
重心の低い身体を象徴するような、後ろ足の肉感。
ごつい頭と顔と身体。体のパーツが太い。それに、小さな目と口。
いくら見ていても飽きない。ゆっくり水を飲み、去っていった。
その後他の動物が来たのだが、何だったかよく覚えていない。
もう1度、サイが来た。またも凝視。サイが、凄い。

翌日は朝から車で、キャンプ場外のウォータープールへ。
水場は動物が集まりやすく、乾季のサファリはこの方法がイイ。
いろいろと廻って動物はいたのだが、少々遠い。
特にネコ科動物は何か分からない。あれは雌ライオン? おそらく。
06 ナミビア(前半) 07 ナミビア(前半)
キャンプに戻り、またウォータープールへ向かう。
行く途中でCさんがゾウを見つけた。ゾウだ、そうだ、ゾウだ。
柵があるので安心して近寄り写真を撮る。
08 ナミビア(前半)
先を進むとウォータープールにたくさんのゾウがいるのが見える。
僕とKさんは走って向かう。2人とも30を越えた大人である。
おお、ゾウの群れ。14頭が水を飲みにやってきていたのだ。
09 ナミビア(前半) 10 ナミビア(前半) 11 ナミビア(前半)
12 ナミビア(前半) 13 ナミビア(前半)
ゾウはボツワナでと思っていたし、昼間に観れるのは予想外。
後から聞いたところによるとゾウは日中でも行動するらしいが、
そんなことを知らないからラッキーとしか思えず、興奮2割増し。
飲み終わり、彼らが去っていく。さて、次は何か来るかな。
期待していたら、またいい意味で期待を裏切られる。ゾウが来た。
ただし、今回は更に大群である。40頭はゆうに超えている。
14 ナミビア(前半) 15 ナミビア(前半) 16 ナミビア(前半)
ただでさえ、デカイ図体のゾウ。大群になると更に凄い。
子ゾウもホントは大きいのだろうが、小さく見えてかわいらしい。
それでも有難味というのは無くなるものだ。だんだん慣れてくる。
後から振り返ると、一番心に残るのは1匹のサイなのである。

その日は公園から出て近くのオウチョという町に宿泊することに。
町の中心部へ食材を買いに行くと、なにげなしにヒンバ族がいる。
もっと北へ行かなければ見れないと思ったから、びっくり。
街は、裸族で茶色く体を塗る彼女らを更に特別なものにする。
明朝早く起きた僕は1人で散歩に行く。同じ場所にヒンバがいる。
彼女らはここで子供を育て、装飾品を売って暮らしているようだ。
宿に帰って僕は皆に、「モーニング・ヒンバに行ってきた」と言う。

その日の目的地はオプウォという町。ここは世界でも特殊な村だ。
3つの民族が共存している。その中の1族は勿論、ヒンバ族だ。
街中のスーパーに行くと、ヒンバ族が買い物をしている。
それが普通の街角の風景であるのだ。
あくまでも普通である。びっくりするのは初めて訪れた人だけだ。
その他にも、模様もスカートもヒラヒラした装いのヘレロ族。
布で作った兜の角のように見える帽子が印象的。
そして名前は忘れたけれども、裸族がもう1族。これも興味深い。
時代の流れであろう、ブラジャーだけ付けている女性が少数いる。
形を気にしているのか。それはそれで、裸よりイヤらしい。
上半身裸なのはその民族の文化であり、問題ないのだが、
それがブラジャーだけというのは何とも違和感があり過ぎる。
肌が黒いうえにブラジャーが白系だから余計そうなのだ。
こんな3族が混在しているこのオプウォは、別世界である。

オプウォの滞在予定は3泊。部屋は空きがなく、テント泊だ。
これでナミビアに来てから6泊連続だが、問題なし。
ちょっと地面が固いけれど、キッチンは使えるしシャワーもある。
レンタカーでの移動は結構疲れる。ここらで一休憩である。
フラッと宿を出て街中へ歩く。やはり普通に3民族がいる。
最初の感動はない。ああ、いるなと静かに思うのみ。
僕は早くも慣れたらしい。慣れとは恐ろしいものである。

2日目の夜はコンサートへ行く。この村で、コンサート。
聞くところによればW杯に参加したヒンババンドがあるらしい。
彼らの凱旋帰還コンサートということになる。
予定時間になっても始まらない。
壇上で歌い踊る人がいるが、みんな非公式の飛び入りである。
さすがアフリカ、というところだろうか。
2時間以上待たされて始まったモノは、またびっくり。
このヒンバ族のバンド、シンセサイザーで演奏する。
踊りも、なんとデッキブラシをもって踊るのである。
かってに民族的かつ伝統的なものだと思っていたので拍子抜け。
確かにオプウォはヒンバ族と普通の町の生活が見所だが、
これはやり過ぎなのではないか。
ただし、トンデモナイものを見たというのはある。それに貴重だ。
余りに遅れたのでこれを見た外国人は僕ら4人だけなのだ。

翌日はヒンバの村へ行く。町から15km離れたところにある。
ガイドは村の中に何人かいるのでその中から選択。
僕らのガイドはJICAの女性と結婚する予定のスティーブ。
お父さんがヒンバ族で、お母さんがヘレロ族なのだという。
ということは、生まれてくる子供はなかなかの血筋である。
「ぼくのおじいちゃんはひんばなんだよ」と言えるのだ。
まあ、これを日本で行ったら、「祖父が牝馬?」となるが。

17 ナミビア(前半) 18 ナミビア(前半) 19 ナミビア(前半)
20 ナミビア(前半) 21 ナミビア(前半) 22 ナミビア(前半)
この村の生活は、ヒンバ族伝統的なものである。
定住しているものの、牛やヤギを買い、水を川まで汲みに行く。
女性は皆オクラと呼ばれるものを体中に塗っている。
オクラは茶色い土(石を削ったモノ)とバター等からできている。
僕も顔に塗ってもらった。なんでもやってみることが大切だ。
23 ナミビア(前半) 24 ナミビア(前半)
直射日光の下でも涼しいかと問われてもよくわからないのだが。
女性は髪の毛にもオクラを塗りたくる。長い髪が固まっている。
頭の上には羊の皮で作ったエレンベを乗せている。
羊の革は柔らかく、こういう装飾品に向いているらしい。
ただし18歳以上の女性だけ。ちょっとした成人の証なのだ。
装飾品を欲しかったので、ブラジルのカラフルな石と交換する。
ヒンバ族はあまり石を好まないが、頼んで代えてもらった。
現在のヒンバ族はお金を使うが、僕は物々交換したかったのだ。

昼頃、オプウォに戻る。僕は買い物しに町へと出る。
みんな僕を見てちょっと驚いた顔をする。首を傾げる。
なんのことはない、顔にオクラを塗ってもらったままなのだ。
そりゃそうだろう、どう見ても外国人なのにヒンバの茶塗り。
それも男性は塗らないから、余計おかしいのだろう。
いつもジロジロ見られている皆さんから、逆に受けた視線。
動物にしても、遺跡にしても、僕ら旅人は見るだけである。
たまには見られる立場になってみるのもいい。
最後にあったヒンバの女性は僕を見て笑い転げた。
「今日村へ行って塗ってもらったんだ」とジェスチャーで伝える。
結構ヒンバ族は無愛想だったりするので、これはうれしかった。
この時、絶対に来たかったヒンバ族の村でやりきった、と思った。

さて、出発である。思い残すことはない。
ただし、いつの間にかレンタカーのタイヤがパンクしている。
パンクの原因は、骨であった。デカイ骨がグサッといっていた。
いつの間にか前輪のホイールもなくなっているし、車運がない。
この先どうなるのか? ちょっと不安を残しつつ、南下していく。
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