FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鏡中のスイス (2月9~12日)

プエルト・モンからバリローチェへ、ほぼ同移動を東へ移動。
低くなったアンデス山脈を越えると、アルゼンチンになっている。
プエルト・モンは今日も雨、だったが山を越えると天気が回復。
そうでなくちゃあ。バリローチェは綺麗な街並みで有名な町。
照りつける太陽は、町を輝かせるために必要不可欠なのである。


国境を越えて急変した天候。ブワワッと広がってきた青空。
すると、自然も急に映えてくる。青いあおい湖が見えた。
ナウル・ウアピ湖だ。森林の碧さが湖の青さを際立たせている。
湖の北側、東側、そして南側と廻りこみバリローチェに到着。
郊外にあるバスターミナルからセントロ行の市バスに乗り込む。
その料金にびっくり。3ペソ(75円)。BsAsの2倍以上だ。
来たな、パタゴニアの物価高。早速、僕の財布が攻撃目標に。

この町の正式名称は、サン・カルロス・デ・バリローチェ。
北部パタゴニアの中心都市であり、別名『南米のスイス』。
中心街に入るとその理由がわかってくる。
01バリローチェ 02バリローチェ 03バリローチェ
ホントにアルゼンチンなのか?と思わせる街並なのだ。
ただし、僕がこれまで訪れたことのある中欧や南欧ではない。
山があって、緑があって、湖があって、
白い家の煙突から煙が棚引いて……はないけれどそんなイメージ。
アルプスの麓に広がる高原の町。やはりスイスのイメージである。
標高は低いが緯度が高いので、ヨーロッパの高原のようなのだ。
実際にスイスに行ったことがないので何とも言えないが、
会った多くのスイス人達が似ているというのだから間違いない。
彼らはバリローチェをどう心に受け止めるのだろう。作り物か?
僕ら日本人にとっての海外日本人移住区みたいなものかもと思う。
古き良き自分のルーツ。汚染のない、懐かしの故郷のように。

到着日は湖を眺めるうちに暮れて行った。
2日目の朝、意気込む僕を冷ます、曇り空とパタゴニアの風。
午後になると風が雲を弾く。灰空から青空に変わる。風も止む。
もしかしたらこれがバリローチェ・ローテーションなのかも…。
でも、出遅れた。もうすぐ午後。気持ち的にも出遅れた。
急いで準備して、カンパナリオの丘へ。バスに乗り込む。
丘の上へはリフトで行けるが、それを横目に坂を上って行く。
ちょっと息が上がり始めた頃、頂上に着いた。
たくさんの観光客。老若男女、千差万別、所謂、人生色々、云々。
なれど、皆笑顔でこの雄大な景色を見ているのは同じだ。
04バリローチェ05バリローチェ 06バリローチェ

おそらく、この旅で一番の景色である。
見渡す限り、すべてが美しいのである。
山の連なり。森の広がり。湖の連続。船の描く白い軌跡。
はあー。うーん。そんな言葉しか出てこない。
あの山に明日は登るのだ。そう思って見るとその山が更に輝く。

翌日はバリローチェでのメインイベント、トレッキングに出る。
パタゴニア発のトレッキングは日帰りを選択。まずはジャブ、だ。
Roca Nagraコースか、Cerro Catedral コースか。
この2つがお勧めの日帰りコースだという。両方行ってみたい。
考えた末、コースタイムが長い前者から先に行くことにする。

早朝7時起きで朝食。宿の朝食は準備前だからパンとリンゴのみ。
近くのバス停で10番のバスを待つ。もう1人、トレッカーがいる。
2人とも遅れてきたバスに乗り込む。彼女も同じ処に向かうらしい。
彼女は「着いたら起こして」と僕に言い、首を前方に傾げる。
登山口に着くが、トレッカーは僕ら2人だけ。
道がわかりにくいから、一緒に登ることにする。
彼女のペースは僕にはちょっと遅いが、1人より2人の方がいい。
イスラエル人だけあって、彼女はマイペースである。
1つ目のレフヒオ(山小屋)に着いた時には11時20分。
管理人さんによるとこのコースはあと5-7時間かかるという。
急がねば。彼女に理由を話し、一人黙々と背後の急な登りをゆく。
急いでいるときは概してこんなもんだ。道を間違えてしまった。
“LA HOYA”と大書してあるからとそちらに進んだのが間違い。
ちゃんと地図を持つべきルートである。デジカメ記録では…だ。
07バリローチェ 08バリローチェ 09バリローチェ
10バリローチェ 11バリローチェ 12バリローチェ
結構きつい道が続く。なにせ2200m弱まで登るのだ。高低差千m。
登ったはいいが、下りは下りで大変。浮石ばかりの岩場なのだ。
大きな石ほど動く。どこを踏んでいいか見当もつかない。
岩場を抜けると土の下り坂。小川が流れよく滑る。
気をつけていたのだが駄目だった。滑って尻餅、泥だらけに。
周りに誰もいないのを確認しトレッキングパンツを脱ぎ、洗う。
ちょっと我慢すれば乾くので問題はないのだが…。
予定時間をオーバーして目的地ネグラ湖に到着。
13バリローチェ 14バリローチェ 15バリローチェ
帰りのバスの時間が前もって調べていたのと違っていて、好都合。
少々時間がある。1時間程寝転び、空と湖とを交互に&一緒に観る。
帰り道は歩きやすい林道だ。ただし全長14km。3時間で走破する。
帰りのバスはコロニア・スイサ発。スイス人居住区(コロニア)だ。

夜8時まで歩き、その30分後にバスに乗る。10時に宿に着く。
12時間のトレッキングはパタゴニアの陽の長さだからこそできる。
早朝ランニングをしていたが、翌日の筋肉痛は避けられない。
コレがなかなか酷い。かなり本格的なトレッキングだったのだ。
後から聞いたら、ほとんどの人は1泊2日で廻るコースらしい。
1日でも行けるが2日かけるのがベスト、どうもそうらしい。
厳しいが面白い。景色はすばらしいのナンノ。満足できるコース。
体力のある人にはお勧めだ。

バスの出発時間までまだ間がある。町へ向かう。
中心街は典型的観光地で様々なショップがメイン通りに並ぶ。
バリローチェ名物のチョコレート。
勧められた赤いマトリーショカマークのマムースカは美味である。
Tシャツ屋も並ぶ。クワレンタ(40)Tシャツが目立つ。
雄大な景色で有名な国道40号はこの町あたりから始まるのだ。
もう1つ目を引いたのが、『チェ・ゲバラとバリローチェコラボ』。
アルゼンチン人でもっとも有名でホットなチェ・ゲバラ、
何らかのグッズを買おうと思っていたのだが、これはどうかな?
……でもやっぱり、違うかあ、と。
16バリローチェ
カテドラル。珍しいことに町の真っ中心にはない。

賑やかで、且つゆったりとした空気が流れる街。
物価の高いパタゴニアの中でもNO.1ともいえるバリローチェ。
でも、ヨーロッパ随一の予算が必要なスイスと比べれば十分安価。
そんな面でもおそらく“古き良きスイス”なのではないだろうか。
新婚旅行にアルプスはどうかしらんと考えているカップルは、
バリローチェとパタゴニアなんかいかがでしょう?

綺麗な景色に囲まれて、美味しい牛肉と赤ワインを合わせ、
新郎が新婦の手を引くトレッキング、ひとっ飛びしてペンギン見物。
でも、なんでこんなに安いの? スイスなのに??
実はね、ここはヨーロッパじゃないんだよ! えー、うそでしょ?
向こうのペンギンはたぶん首を傾げている・・・
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

くらっくぽっと

Author:くらっくぽっと
僕の”CRACK”が
あなたにとっての
”crack”になりますように・・・

YAHOO!検索

Yahoo! JAPAN

あなたの天気予報
ブログ内検索
リンク
最近の記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。