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クラントを喰わんと (2月4~8日)

さて、メンドーサまで話したのであった。
そのまま南下せず、アコンカグアを仰ぎアンデスを西へと越える。
サンチアゴでフットボール観戦、そしてプエルト・モンへ。
南米フットボールの話は改めて取り上げる予定。
何気なしに訪れたこの町に来てよかった。なにせ、美味いのだ。

プエルト・モンは雨である。
バスで到着した早朝から空が低かった。どんよりと、低かった。
サンチアゴからバスで一晩南に走ると、太陽がなければ夏でも寒い。

けれど、旅の楽しみを削がれるほどの打撃はない。
プエルト・モンを旅する者にとって天気はあまり重要ではないのだ。
この町で重要なのは、見所でなく“食べ処”なのだ。
プエルト・モン名物と言えば、クラント。
しかしどういうものかよくわからないまま、港市場へと向かう。
01プエルトモン

クラントとは、
02プエルトモン
「ムール貝を主とした数種の貝類の具だくさんスープ」である。
いや、それは正確ではない。というか、不十分過ぎる。
ソーセージと肉厚ベーコンは必須。“肉の旨み”がミックスされる。
僕が行った店はサーモンも入っていて、ハンバーグも乗っていた。
そこに加わったジャガイモや練り物が出汁を吸い込み、味を均す。
この出汁は、最高である。濃厚でいて、大胆である。
海と大陸からの多方向的完全無欠な味わいである。
煮込み料理ということだが、店頭にある鍋の中では蒸されている。
蓋をされた鍋の中はどうなっているのだろうか。
食材が持つ旨みは蒸気の圧力でゴッソリ抽出されて外に飛び出し、
蒸気がスープに変身して、食材に戻る。
完全無欠の旨さが各食材の中に溢れ、且つそれぞれの色も残る。
コレが旨くないわけがない。

宿で出会った日本人2人と3人で舌ヅツミを打つ。
ホウホウ、コレは。ナカナカ、コレは。イヤイヤ、コレは。
ウニも牡蠣も、旨い。フジツボも淡白なカニの風味がして、旨い。
03プエルトモン 04プエルトモン
プエルト・モンは、旨い。

本土と異なるチロエ島についても少々書いておこう。
とはいえ、街並はそれほど…っていう感じだが、教会がいい。
内部はほぼすべて木で作られていて、見たことのない美しさ。
05プエルトモン 06プエルトモン 07プエルトモン 08プエルトモン
手造り感がある、とでも云おうか。写真で伝わらないのが残念。
しかし、のんびり座っていても飽きがこないのが不思議だ。
これまで見てきた教会とは一味も二味も違う雰囲気があるからだ。
一味、二味、か。
クラントは何味違うんだろう…、食べていない時でもふと考える。

アンヘルモでは多くの食材が蒸されているが、同時に、
僕の頭の中まで蒸されきたような気がしないこともない。

****************************
早々、所謂そのイメージはないのだけど、
ここはもうパタゴニア地方に入るらしい。北パタゴニア、だ。
これから南下し、パタゴニアらしいパタゴニアに入って行きます。
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