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50時間耐久ズタボロ移動でメンドーサ (1月29日~2月3日)

ボリビアを後に、メンドーサ方面へ向かう。真っ直ぐ南下である。
途中の町サルタに寄ろうか迷いながら、ポトシを出る。
それにビジャソン/ラ・キアカ国境はかなり時間がかかるらしい。
うまくいくのか? しかし、問題は思いも寄らぬ処からやってきた。
旅とは、いつも、そんなモンである。

ポトシから国境の町・ビジャソンまでのバスはBus Camaにする。
南米一バスがぼろいボリビアであるが、その分安く買えるのだ。
夜の20:00、バスを待つが自分の乗るバスはなかなか来ない。
他の会社のバスは続々と出発していく。
30分遅れでやってきたのはボロバス。この会社にしてはおかしい。
「これがバスカマ(180°に倒れる高級寝台バス)?」「そうよ!」
気の強い姉ちゃんは強気で言うが、故障か手違があったのだろう。
それを証明するかのように座席のない人がいた。席が足りない。
混乱するバスの中。そりゃそうだ。出発前から一悶着。
結局、1時間以上遅れてバスターミナルを出発した。

夜中。目を覚ますとバスが止まっている。乗客も降りていく。
どうもバスの後ろタイヤがパンクしたらしい。
錆ついたボルトを回し外すのに時間がかかる。やはり整備不良だ。
またもや時間のロス。何時に着くのだろうか。

それでも、予定時間から1時間しか遅れなかったのはサスガだ。
けれど他のバスからは大きく遅れている。
国境へ向かう前にメンドーサ行きバスの切符を売っていた。
「330ペソ(8,000円)だ」そりゃ高いだろう。誰が買うもんか。
でも、これが間違いだった。踏み外した足の一歩目だったのだ。

国境。ボリビアの出国は簡単に終わる。これは予想どおり。
次はアルゼンチン入国審査。長蛇の列だ。コレ、並ぶのか?
小説を開きながら順番を待つ。30分くらい。意外に早く通過。
さて、と歩きだそうとすると止められる。「荷物チェックへ並べ」
更に長い列ができていた。そうだ、荷物チェックが長いのだ。
通常でも大変なのに、バスが遅れたのが致命傷だ。
そのくせ大した検査をしない。これでコカの葉チェックは無理。
検査官の態度も頭も悪い。アルゼンチンに戻ってきた、と思う。
結局、アルゼンチン側ラ・キアカのバスターミナルまで3.5時間。

メンドーサ行きのバスはもう満席だった。どうせ刻む気だったが。
サルタ行きで一番早いのは12:30。なぜか購入に時間がかかる。
僕担当の兄ちゃんが帰ってこない。順番が抜かされていく。
やっと戻ってきた。出発目前。間に合うのか? 兄ちゃんが誘導。
出発レーンに行くとバスが動き出していた。先回りして出口へ。
「乗れ!」バスを止め、重い荷物をトランクに入れられ、バスへ。
席に行くと、先客がいる。彼のチケットは間違いない、
同じ19番の席を発行された人がもう1人いる。僕の席がないのだ。
「おい、席ないぞ!」…シューッ。ドアが閉まる。「おい、待て!」
やられた。奴め。乗せるバスを間違えたか、それとも騙したのか。
ラ・キアカからフフイまではウマワカ渓谷がある。
『南米のグランドキャニオン』が通路に座る僕には何も見えない。
クッションもないから尻も痛い。途中からフリースを下に敷く。
苛々する。渡されたチケットを見る。1枚目はフフイ乗換である。
フフイからサルタは他会社(Flecha Bus)のチケットだ。
購入が遅くなったのは奴が他会社のチケットを買っていたからだ。
自分の会社(Arco Iris)はフフイ乗換しかないからだろう。
抗議の末、運転席横に移動。でもウマワカ渓谷が過ぎた後だった。

フフイに到着。2時間待ちだ。……乗り継ぎも悪い。
次に乗るバス会社の窓口に行くと、メンドーサ行きの表示がある。
ためしに聞いてみると、ここでメンドーサ行きを買えるとのこと。
290ペソ(7,000円)。よし、サルタ行きを払い戻して買い直しだ。
ただ、手持ちの現金がそんなにない。ATMで下ろさなくては。
運の悪いことに持っているカード2枚とも最寄ATMでは使えず。
聞くと、バスチケットはカード払いもできるらしい。
南米はクレジット手数料が高いのでクレジット価格を聞いてみる。
「クレジットなら410ペソ(10,000円)だ」……ばかな!何それ!
7,000円のチケットに10,000円も出すわけないだろ!
他のATMは何処だ? 7ブロック離れたセントロまでないらしい。
案内所の親切な姉さんに無理を言って荷物を預かってもらう。
教えてもらったATMに向かう。でも、ダメ。
町中を廻り試すが次もダメ。結局7件目でやっと500ペソ下ろす。
500ペソ以上は下せなかったのだ。なんということだ、この町は!
アルゼンチンのATM手数料は高いから、一度に沢山下ろしたい。
今回は500ペソ(12,000円)に手数料11.53ペソ(280円)。
2.3%の手数料は笑えない。BsAsならもっと出せるはずなのに。

手にした現金を持ってチケットを購入。
ほっとしていると、何故か3枚のチケットを手渡される。
1枚はトゥクマン行き。次がカタマルカ行き。3枚目がメンドーサ。
ちなみに聞いてみた。「トゥクマンには何時に着くの?」
「夜中1時頃だ」次のカタマルカ行きの出発時間は5:30だった。
おいおい、深夜1:00から4時間30分もターミナルで待つのか?
そんなチケット、買う前に説明しろ。じゃあサルタで1泊するよ。
「お前のサルタ行きバス、さっき出たぞ」確かにバスが出た後だ。
お金を作るのに2時間近くかかったのだった。観念するしかない。
「大丈夫だ。カタマルカでは乗り換えなしだ。同じ席番だろ~」
笑顔で言う兄ちゃん。悪気もない。無論、デリカシーもない。
頭が悪い、もしくは、気が回らない。アルゼンチン人の特徴だ。
案内所で荷物を受け取る時に、姉さんたちにその顛末を話す。
彼女らは僕に同情したようで、自分らのマテ茶を飲ませてくれた。

予定より早い深夜0:30に到着。こんな時は遅く着いてくれ。
アルゼンチンのバスは居心地がいい。ベンチよりバス内がいい。
真夜中のトゥクマンは大雨。熱帯並みのスコールが4時間続いた。
排水溝から水が逆流する程に。細かい飛沫がベンチまでくる。
雷が連続で鳴る。犬が吠える。怖いのだ。怯えて小さくなる。
僕らの方へ寄ってくる。不安なのだ。そして、弱々しく吠える。
すべての会話を遮断する警報機のような音。くぅーんと泣く犬。
僕は小説を開き、じっと時間が過ぎるのを待つ。寒くないだけいい。
何本ものメンドーサ行きバスを見送る。なぜこれに乗れないのだ。
変更は不可だった。すべて満席と言われたが、空席が多数ある。
直通バスのはずだ。奴ら、夜中に仕事をしたくないだけなのだ。
やっと自分のバスが来た。カタマルカ行き。間違いない。
チケットを見せて聞く。「このバス、メンドーサ行くんだよね?」
「はあ? ココにカタマルカって書いてあるだろ。乗り換えろ。」
……フフイの兄ちゃんめ。何が「同じ席番だろ~」だ!
バスが変わるなら席番が同じでも何の意味もない。
メンドーサ行きチケットに“ANDESMAR”の文字がある。
カタマルカからメンドーサまでは会社さえ違うのだ。
フフイの兄ちゃんの仕事のできなさは酷い。ありゃ、ダメだ。

カタマルカには朝の9:30に着いた。今回も良く寝た。
1.5時間も待つのだが深夜の5時間待ちに比べれば大したことない。
あと1本乗れば着くのだ。そういえば、何時にメンドーサ到着だ?
聞いてみると……夜の22時らしい。それから宿探しか…。
もう、怒る気もしない。ただただ、呆れるだけだ。

予定どおり22時にメンドーサ着。
夜20時にポトシを出て、22時にメンドーサ着だ。
移動時間は2時間でも26時間でもない。50時間、2日以上だ。
いや、ボリビアとの時差があるから正確には49時間。
50時間を切ったが、49とは何といやな数字ではないか。
「死にそうなまでに苦しむ」
その言葉どおり、長い移動だった。ホントに長かった。

『アルゼンチンのバスは最高!』 よく旅人が言う言葉である。
確かに“バス本体”はいい。食事もつくことがある。
でも高いし、なによりもそのチケットを売るアルゼンチン人が×。
僕はどんなバスでも寝れるから、安いボリビアのボロバスが好き。
寝てもバスでは疲れが取れない。だから、どちらでもいいのだ。
でも今回は疲れが取れた。寝過ぎだ。どれだけ寝たのだろうか。
メンドーサ到着後も元気で、結局朝4時までネットする僕。
また眠るのが嫌で。いや、時間がもったいない気がして。

メンドーサでの滞在はホステルも良くてなかなかいい感じだった。
ワインの工場&農園見学も面白かったし、タダワインも飲めた。
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でもメンドーサというと、思い出すのはこの“悪夢の洪水”なのだ。
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