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シアワセナラ、大“ドデシメソウ” ヨ(1月6~17日)

トリニダー遺跡を後に、北へ向かう。4.5時間後に7号線に出る。
ここは、『シウダー・デル・エステ』から30kmの地点。
僕が目指すは41km地点。西へ11km戻ったところ。
僕を見ると皆が“クワレンタ・イ・ウノ(41)?”と言う。
何故か? それはここに、日本人“イグアス”移住区があるからだ。
(今回、あえて写真を載せません。想像を膨らませて読んで下さい)

パラグアイへの移民は、南米でも最も遅い時期に来たのだという。
ゼロからの出発、日本の技術を導入して、村が畑が出来上がった。
このイグアス移住地には1961年から入植が始まった。
それから数えて50周年の今現在、
農家1件当たりの耕地面積は北海道の10倍である。

ここには南米で3本の指に入る、評判の高い日本人宿がある。
ペンション園田、だ。“ペンソノ”という略称・愛称も有名である。
年末年始とリオのカーニバル周辺が一番の繁盛期というこの宿、
宿の歴史はたった3年。最も込む夏は南米最高級の暑さ。
それでも人が集まる。なかなか出て行かない。所謂、沈没宿だ。
ちょっと首を傾げたくなるが、行けばわかるさ、なのである。

僕が着いた日に、人が溢れた。
年末年始をここで過ごした人たちと、BsAs組が合流したのだ。
一足先に着いた僕は有名なダブルベッドを確保。
セミダブルではない。正真正銘のダブルベッドは大の字でも余る。

町を歩いても見所は何もないが、赤い鳥居の傍に、農協がある。
ここで日本食が買える。納豆も、醤油も、何だって。
レジにいるのは日系人だから、スペイン語が話せなくても大丈夫。
パラグアイ人にスペイン語で聞いても、
日系人がそこらにいるから、誰かしら日本語で教えてくれる。

翌日、イタイプーダムへ。
世界最大級のダム、水力発電としては最大規模らしい。
一緒に行ったのは、ペンソノ滞在既に1ヶ月に届きそうな皆さん。
行き方を全く分からない僕はただついて行くだけだ。
ビデオ観賞の後、パラグアイらしからぬ高級バスでツアーが出る。
放水路へ。この迫力! イグアスの滝に迫る水量を誇るらしい。
あんな“水”は見たことがない。これが人工物なのが、凄い。
水が生き物のようだ。ドラゴンのようだ。まんが日本昔話だ。
轟音過ぎてドドドと聞こえない。音がない。音が、わからない。
グウウウワアアアアーン。ドウウウワアアアアーン。…か?
実物の、目の前の、確かに存在するあの滝のようなものが、
本当に音を発しているのか、いないのか。
実は嘘なんじゃないだろうか? アレは水じゃないんじゃないか?

その日の夜、宿泊者皆で、アサードパーティ。
宿泊者の誰かが滞在1ヶ月を経過するとアサードパーティなのだ。
慣れたもので、その火の点け方がなんとも見事である。
ビール瓶に筒状に丸めた新聞紙を巻きつける。
ビール瓶を抜く。そこに炭を乗せる。
そして新聞紙に火をつけると、簡単に火をおこせるのだ。
これでもかという量の牛肉が焼かれ、その前に枝豆が振舞われる。
やはり大豆は枝豆にするのが一番だ!
ビールやアルコールは各自で準備し、好きなように食べ、飲む。
ビール1本(350ml)が50円、24時間買える店も近くにある。
ウイスキーに至っては1本300円くらいだ。
二日目にして、ドップリとペンソノに囚われてしまう。

次の日、昼間はプールへ行った。
管理はされてないけど、数kmのところにプールがあるのだ。
泳ぎ疲れて昼寝をして起きた頃、サッカーの誘いがある。
皆で近くのグラウンドへ行く。ほとんどの人が裸足でサッカー。
まだ日が高く、かなり暑いのに、皆よく走る。
そして今日も夜はビールとテレレなのだ。
昨日の疲れが残っている、そんな晩、またもサッカーの誘い。
行くけどさ、さすがに2日連続でやらないだろう…
でも昨日と同じようにみんなよく走る。
1ヶ月滞在している人が皆を引っ張る。体育会系長期滞在組、だ。

週末。
金曜日はペンソノまで豆腐を売りに来る。昔ながらの木綿豆腐だ。
やはり大豆は豆腐にするのが一番だ!? あ、醤油も大豆か。
かつお節と醤油をかけて、冷奴をいただく。うまい、うますぎる。
土日の昼の各2時間だけ営業するラーメン屋・竹下。
このラーメンがうまい。福岡人も絶賛するラーメンだ。
土曜日ラーメン食べたから、日曜日は冷やし中華だ。
自家製あずきアイスを食べながら、ペンソノへ戻る。

週明けの月曜日、今度は釣りへのお誘い。
向かったのは人造湖、そこに魚を放してある。
所謂釣堀だが、かなり自然に近い。皆で釣り糸を垂らす。
釣り経験のない僕が最初の1匹目を釣り上げた。
余り大きいのは釣れなかったが、かなりの大漁である。
連れて行ってくれたオバサン宅に行って、魚をひらく。
料理人の旅行者がさばいている間、僕らはビールを飲んでしまう。
開いた魚を持って帰り、その日もみんなでビールを飲む。

昨日予約した植樹に行く朝。
移住し始めた時、切り開き過ぎた耕地に適さない土地に植樹する。
もう何年も続けているらしいが、僕らが最後だった。
かなりの人が植樹している証拠だ。
僕が植えたのは南米の桜と言われるLapacho。ピンクの花が咲く。
パラグアイの赤土は世界でも3本の指に入る栽培に適した土。
1年数ヶ月でかなり大きくなるから、数年後には花が咲く。
日本ではまず見られないくらいの採石場を見て、宿へ戻る。
自分の植えた苗が樹となり花を咲かせることを想像しつつ。

注意しなければならないものもある。
それが地酒『TRES LIONES』(3頭のライオン)だ。
ラムのように飲みやすく、グイグイイッテしまうが危険な酒だ。
ある女の子は飲み過ぎてロレツがまわらなくなりトイレで倒れ、
九州人の1人は寝ゲロし、もう1人は寝ぼけて部屋で立ちション。
まったくもって、鋭い牙を持った酒である。

今日はシウダー・デル・エステ(通称:エステ)へ買い物に行こう。
ここは所謂“フリーポート”であり、特に電化製品が安い。
重要旅道具のカメラが壊れた僕は防塵防水カメラを購入。
それほど日本と変わらない価格なのがうれしい。
そしてこの三国国境の町、何故かバスチケットが安い。
例えば、BsAsからイグアスの滝へ行く場合、
国内線のプエルトイグアス行きより、エステ行きの方が安い。
サンパウロへ行く場合も同じ。ブラジル側からより安いのだ。
だからフォス・ド・イグアスからエステへ戻った方が安上がりだ。
ということはBsAsからサンパウロへ向かう場合、
一旦パラグアイのエステへ向かうのが一番安い方法なのだ。
とすると、じゃあイグアス居住区へまた行こうかとなるのである。
エステからイグアス居住区まではたったの100円で行けてしまう。

エステでランニングシューズを買ってきた。体力作りに走るのだ。
歩いてなら行かないようなところへ、早朝に走る。
同じく朝走っている仲間がいるから、だるくても走る気になる。
僕はメイン道路から離れ、奥へ奥へと走った。
坂を登ると一面に大豆畑が広がり、40kmも続くという湖が見える。
思わず、足が止まる。その、緑が青が、颯爽とキラキラと美しい。

さてそろそろイグアス居住区を出ようかな。
そう思った頃に、もうすぐ週末ということになる。
じゃあラーメン食べてから出ようとなり、週末まで滞在が伸びる。
こうして3日のつもりが11日滞在。
その間、毎日おいしい日本食が3-400円で食べれて感無量。
大いに遊び、大いに汗をかき、大いに飲む。
振り返ってみて、全く後悔のない滞在となっている。

多くの仲間が旅を再開する前夜、園田家の主が話をしてくれた。
実際にココを切り開いた人であり、その話は驚くものであった。
今はこんなに不自由なく幸せに暮らしているけれど…、と。

早々、
釣りに行った帰り、車のスピーカーから懐かしい曲が流れていた。
そのうちの一曲が、『幸せなら手を叩こう』、だ。
歌詞「シアワセナラタイドデシメソウヨ」が気にかかった。
今まで意味がわからずに歌ってきたこの歌詞。
なぜならリズムは「しあわせならたい、どでしめそうよ」だからだ。
初めて『幸せなら態度で示そうよ』であることを知ったが、僕は
『幸せなら、大(ダイ)“ドデシメソウ”ヨ』だとずーっと思っていた。
“大きなドデシメソウ”とは? どうなってしまいそうなのか。
“ドデシメソウ”とは、幸せな時の感情表現だと思っていたのだ。

今が、その、“ドデシメソウ”な時だなあ、と思った。
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