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BsAsのムチャゴロウさん (12月21~28日)

イースター島から本土に戻ると、もう12月も後半。
混み合うであろうクリスマスと年末年始をどこで過ごそうか…
悩んだ末、クリスマスはブエノスアイレス(BsAs)に決める。
ビーニャからメンドーサを経由し、BsAsへ。
“南米のパリ”とも称されるこの町の見所はフットボールとタンゴ。
しかし今回の滞在のメダマは、郊外のルハン動物園である。

太平洋岸の港町からアンデスを越え、BsAsまで約24時間。
首絞め強盗やケチャップ強盗の被害が多いとされる、この町。
アルゼンチン経済の深刻さを考えると妥当なのだけれど、
今まで訪れた南米の町の中では間違いなく一番の大都会である。
少々ビビりながらも予約済みの日本人宿に到着。
残念だったのは、フットボールリーグが終了した後だったこと。
僕の一番の楽しみなだけに、1月末以降に再来することに決める。
今回の滞在でやらなくてはならないことがなくなってしまった。
タンゴに行く皆ともタイミングが合わず、さてさて。

BsAsで最初にムムムと唸ったのは、やはり“牛肉”である。
安くてうまいと評判のアルゼンチンの牛肉。半端じゃない。
ドドドーンとしたステーキ肉がたったの1ドルで売られている。
それが、ウマイ。圧倒的にドドドーンと美味いのだ。
値段から味を値踏みしてしまうから、旨さ倍増である。

余談ではあるが、日本語というのは凄いって思う。
“うまい”を漢字変換すると沢山の表示方法があることが分かる。
『うまい』『ウマイ』『巧い』『上手い』『旨い』『美味い』『甘い』
ひらがなやカタカナはそれ自体意味を表さないものではあるけれど
日本人の感覚においては微妙に違う感じを与える2つの表現である。
コレは『平成軽薄体』の代表格・椎名誠さんの得意とするところ。
僕もナンヤカンヤでこんな風にカタカナ表現を使うことが多い。
『巧い』と『上手い』は御上手であることに対して使われるが、
味の“うまさ”と感動の面で似ているような気がする。
“上手”と“旨さ”の感嘆の源は同じかもしれない。
さてさて、『旨い』と『美味い』は味の表現としての“ウマイ”だ。
間違いなく『旨い』が本来のカタチなのだろうが、
『美味い』でウマイと読むのは素晴らしい。
ちなみに『美味しい』でオイシイと読むのも素晴らしい。
味とは“美”なのだ。“美しい”のだ。“美しさ”なのだ。
『甘い』で「ウマイ」と読むのは初めて知った。
甘いのが苦手な人には申し訳ないが、“甘さとはウマサ”だ。
“わかりやすい旨さ”というのが正解か?
味の“奥”を知らない子供の多くは甘いものが大好きなのだ。
本能が純粋に“旨い”と思うのは“甘さ”なのは間違ないだろう。

話は戻り…日本的なウマイではないが、牛肉もかなり美味いのだ。
まさに、大味なウマサ、だ。
BsAsに滞在した1週間、僕は一日一枚のステーキを食べ続けた。
一日一善ならぬ、一日一枚。いやあ、美味かった。

さて、本論の動物園である。
ルハン動物園はBsAsからバスで1.5時間程の処にある。
宿からだと約3時間かかるからBsAsの名所とは言えないかも。
冷房の利いてないバスで行ってみると、この動物園、
動物の種類も数も少ないし、人も少ない。存続が危ぶまれる程。
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どうしてだろう? “猛獣と触れ合える動物園”だぞ!

ルハン動物園はライオンに触れることで有名だったのだ。
2009年4月から法律が変わり、触れなくなったと聞いていた。
BsAsに来るまで諦めていたのだが、何故かまだOKらしい。
でも、条件がある。『ある人』がいると、OKらしいのだ。
園内をひと回り。ライオンの檻の前を通り過ぎるが何事もなし。
変わってることといえば、装甲車等が置いてあること。
子供の団体は装甲車に乗って空地を一周していた。
うーん。やはり無理なのか? 諦めかけてふらっとライオンの前に。
やや、人が檻の中に入っている。内1人はどう見ても観光客だ。
もしかしたらと檻の前でネバる。観光客のおっちゃんが出てきた。
すかさず中にいる飼育員にアピール。「俺もその中に入りたい!」
願いが叶う。2人ずつ中に入ることができるようだ。
檻のヘリをユラユラと歩くライオンが入口から遠ざかった時にgo。
入ってしまった。とうとう、ライオンの檻に入ってしまった。
前例を見ているし不思議なほど怖くない。心を決めればイケル。
ある1頭をじっと見ていると、僕の足や腰をスワッと何かがカスる。
ライオンが僕の脇を通り過ぎたのだ。いや、かすめて行ったのだ。
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背中を撫でる。ライオンの毛はなかなかに硬い。オオ、触ってる!
頭に触れてはいけないらしい。襲われたくないから言付は守る。
ライオンの背中をなでながら写真を撮る。とうとうやったのだ。
横で博士ハゲのおじさんがライオンと必要以上にじゃれている。
そういえば宿の情報ノートにこの人のことが書いてあったような…
“アルゼンチンのムツゴロウさんみたいな人がいれば触れます!”
この人がムツゴロウさんなのだろう。間違いない。

ということはトラにも触れるんじゃないだろうか?
さっき見た、トラの檻の方へ行ってみる。
少々時間を潰していると…、来た!、ムツゴロウさんだ。
「今度はこっちに入りたい」、とアピール。もちろん、OK。
さっきの檻にはデカイ奴ばかりだったが、こっちは子供もいる。
子トラだ。猫みたいだが各パーツのスケールがひと回りデカイ。
先に中に入った女の子たちが子トラをテコテコと撫でている。
僕らが触ってもおとなしいし、たまにペロッと舐めてくれる。
飼育員が哺乳瓶をもってきた。子トラ達にミルクを上げるのだ。
ムツゴロウさんがそれを受け取り、子トラを抱えミルクをあげる。
それに飽き足らず、ミルクを掌に掬い、親トラに飲ませている。
横になって寝ている親トラの後ろ足を持ちあげてみたり、
ジャレながら大きな口の中に頭を突っ込んでみたり…。
それ後から僕は、彼を“ムチャゴロウさん”と呼んでいた。
スゲーっと思って見ていると足首の辺りが痛痒(いたがゆ)い。
下を見ると、僕に慣れた子トラが甘噛みをしているではないか!
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身体にしては巨大な前足で僕の足を抑え、肉に食いつくように。
いやいや、凄い。
こんな状況を怖さもなく楽しんでる僕もちょっとオカシイような、
でも、目の前のムチャゴロウさんを見ているとタダシような。

その後も、なかなか。
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子熊にミルクをやり、そのまま腕を肘の辺りまで舐めまくられ、
象に乗り、クルッと広場を一周したり。


「ライオンやトラを麻酔で弱らせて触らせる。」
ここに来る前はこう聞いていたのだけれど、そんな様子はない。
どうも、小さい頃から犬と一緒に育てると人慣れするらしい。
もちろん野生ではないけれど、猛獣と触れ合えるというのはいい。
人間の子供もやさしい人に囲まれて育てられたり、
素朴な田舎でスクスク過ごしたら、やさしいひとになるだろうし。
でも、そんな“反・野生”は荒野では生きていけないんだろうな。
ライオンも、トラも。ヒトだって。
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