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遥かな! 壮大な! (10月2~6日)

さて、チャチャポヤス後半です。
前半はチャチャポヤス(通称チャチャ)の町を起点に北部地域を廻った。
次は南下だ。宿泊予定地はラ・ハルカとティンゴ。
最初の町は、ラ・ハルカである。

ラ・ハルカ(若しくはJalca Grande)の町は約2900mにある。
チャチャ周辺では最もメインロードから隔たった場所にあり、
最も伝統的風土&生活が残っている村である。
週末はバスがないことから金曜日の夕方にチャチャを出発し、
暗くなってから到着。
傍にあったホテルにチェックイン。なんと、1泊6ソル(190円)。
他の町の半額以下であるが、シャワーというものがない。
正確には塩ビパイプが突き出ているだけ。
ホテルを変わろうと思ったが、他も同等だった。
そればかりか、この村にはホットシャワーがどこにもない。

土曜日には市が開かれる。しかし、あまりにも小さい。
見るべきものがない。出会った女の子の笑顔は愛らしかったけど。
01ハルカ 02ハルカ 03ハルカ
仕方ない。博物館でも行ってみよう。
博物館の鍵の開閉はフェルナンドさんという人に頼むらしい。
村人に村町の中心まで連れていかれ、彼は徐にラジオ局へ入る。
ここで呼び出すのか? 電話があるのか? 広報設備があるのか?
なんと、村営ラジオで呼び掛けるのだという。
フェルナンドさん自身が聞いてなくても、誰かが彼に伝える。
ここはそんな素朴な村なのだ。
04ハルカ 05ハルカ 06ハルカ

フェルナンドさんを待っている間、人が集まってくる。
彼はなかなか来ない。村の他の男達が増えていく。
その中の数人の手に乗っているのは綺麗な鶏。小さいがカッコいい鶏。
彼らはこれから闘鶏に行くのだ。
僕も誘われたので一緒についていくことにした。
07ハルカ 08ハルカ 09ハルカ
村の外れ、ある家の裏庭に円い闘鶏スペースがある。
持ち寄られた鶏の足には鋭い刃が付けられ、囲いの中に放たれる。
先に顔を突き合わされた2羽の鶏は激しく突きをかわしていて、
放たれた瞬間に戦闘状態になっている。
飛びかかる、交差する2羽の鶏。羽根が宙を舞う。
お互いの頭を嘴で突き合い、頭は赤い血で染まる。
長い戦いで優劣が次第に現れる。足にある刃で勝負が決まる。
いつの間にかフェルナンドさんも来ている。
子供達もたくさん集まっている。
“土曜日は闘鶏”、がこの村でのタダシイ過ごし方であるようだ。

翌日の朝6時、ラ・ハルカを出発した。
日曜日には麓のイエナブエナでチャチャ周辺最大の市が開かれる。
ここからもその市に向かうためのバスが出るのだ。
イエナブエナの市は思いのほか大きい。それでも2時間で十分。
僕は今日の宿泊予定地ティンゴへ向かう。

ティンゴはメインロード沿いにある町で標高は1800m強しかない。
つまり、山岳気候というよりはアマゾンである。
それでも流れる川の水は冷たい。高地から遠くないことがわかる。
子供は泳いでいるけれど、僕は足を投げ出してビールを飲んだ。
滅多に昼からビールなど口にしないが、何もやることがないのだ。
洗濯は明日。明日はたっぷり汗をかくはずだから。

何もないティンゴに宿をとった理由は、クエラップへ行くためだ。
クエラップはチャチャ周辺でも最大の見どころである。
“雲の中にある都市遺跡”。そう形容される巨大な遺跡だ。
僕は7時30分前に宿を出発した。まずはレストランへ向かう。
昨日、今日の昼飯のためにテイクアウトを頼んでおいたのだ。
それを受け取り、クエラップへ向かうトレッキングルートを進む。
通常、クエラップへはチャチャから1日ツアーで訪れる人が多い。
もう1つのルートはティンゴから徒歩でいく道がある。
ただしこのルート、「遺跡に行くために歩く」のならやめるべし。
かなりきついトレッキングである。
10クエラップ 11クエラップ 12クエラップ
僕は3時間で歩いたが、他の人たちは4時間や6時間だった。
それも1800mのティンゴから1200mの高度差、距離は約8km。
30分間登り下りを繰り返して水平移動、そこから登りに登る。
道しるべが計5個あるから迷わないが、2時間半で1200mUPだ。
遺跡のすぐ下にあるクエラップ村に入ってからが特に急坂だ。
上に巨大な壁が見えるのに、なかなか一息には進めない。
ただし、景色は美しく、トレッキングとしても十分楽しい。
89年に拡張されているが、チャチャポヤ文化の時代から残る道。
その時代、聖なる地であるクエラップに向かい彼らが登った、
その道を進んで訪れるのはタダシイ訪問方法と思うのだ。

さてさて、クエラップ。“高度3000mにある20mの壁”だ。
13クエラップ 14クエラップ 15クエラップ
ドーンとズダダダダっと続く壁の下ではリャマが草を食べている。
そんなところでテイクアウトしてきたチャンチョ(豚煮揚)を食べる。
疲れがとれた所でガイドをつけて内部へ入る。
16クエラップ 17クエラップ 18クエラップ
19クエラップ 20クエラップ 21クエラップ
22クエラップ 23クエラップ
420以上の建物と見事な城&塔が壁の中にはある。それだけデカイ。
それなのに入口は3か所しかない。それも細い。
上には侵入者を撃墜するための武器が並べられていたようだ。
“遥かなる眺め”。それが僕のクエラップだ。
入口の反対側、今まで見れなかった土地。遥かなる広がりを知る。
強い風も、汗とほてりが残った体には心地よい。
現在のクエラップ内部は、高地とアマゾンの混合植生で埋められ、
宛らラピュタのようだ。僕の中ではマチュピチュより、“らしい”。
特に、トレッキングルートから見上げたクエラップはそうだ。
飛んで行ってもおかしくないような、そんな気にもさせる。
各家には水路がひかれ、納骨も家の地下。
チャチャポヤ文化の、アンブロ・マークのような壁の模様。
石臼。当時のやり方を真似てゴリゴリと豆をひいてみる。
さて、帰るかあ。僕は来た道を、“チャチャ道”を麓へ下る。

こうして僕のチャチャポヤスの旅は終わる。
盛り沢山のチャチャポヤス。僕のマイナーな一押しはラ・ハルカ。
写真を見ればわかる。
24ハルカ 25ハルカ 26ハルカ
赤茶色と新緑で出来ているこの村の美しさといったら、ない。
僕の泊まったホテルの名前はミラドール・デ・クエラップであり、
小さくではあるがクエラップまで見えるその壮大な景色。
ラ・ハルカは『ハルカ・グランデ』とも呼ばれるのだが、
“遥か・大きな”と日本語にした方がこの小さな村を表現できる。
小さいのに大きなハルカ・グランデ。
“大きい”とは何だろう?
ハルカ・グランデの向こう山、オジャペ遺跡の頂上から村を眺め、
そんなことを考えているうちに、家々から夕食の煙が昇り始めた。
27ハルカ
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