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ペルーのチャチャポヤ (9月27日~10月2日)

ペルーの観光名所と言えば、マチュピチュ!
もちろんそうなのですが、少々ツーリスティックになり過ぎでは?
という声もちらほら聞こえてくる今日この頃。
クスコ・マチュピチュに負けない遺跡・自然群がペルーにはある。
それが、アマゾナス州・州都チャチャポヤス周辺だ。
01チャチャポヤ前

チャチャポヤスを知っている日本人がどれだけいるのだろうか?
海外に興味がない人はもちろんのこと、遺跡好きでも、
世界をかけるバックパッカーでも、ペルーを旅する人さえも、
実は知らない…というのが実状のようだ。
もったいない。実にもったいない。ペルーに来て行かないなんて!

チャチャポヤスには何があるのか? …なんでもある!
チャチャポヤスはアマゾナス州といっても2335mを超える町。
したがって夜は寒い。けれど、こじんまりとして過ごしやすい。
僕が泊まったクエラップ・ホテルは10ソル(300円強)だが
かなりの流量の熱いホットシャワーにWifi付きだったりする。
メインロードはウトゥクバンバ川沿いの1200~2300m地帯を通る。
川の両側に3000m超の山が並ぶため、気候も高度でかなり変わる。
多様な地形と素朴で広大な自然。加えて周辺にある見所がすごい。

まずは、カラヒーヤ。
その風貌からミニ・モアイと呼ばれるが、実は石棺だ。
02チャチャポヤ前 03チャチャポヤ前 04チャチャポヤ前
モアイの中に遺体が収められている。それは、僕らを見下ろす。
メチャクチャ高い崖の中腹に並んでいるのだ。どうやってそこに?
というか、なぜあそこに並べたのか? 不思議な遺跡なのだ。
ツアーの方が安いので参加してみると、カナダ人夫婦だけ。
2人はとても歩くのが遅いので、その分ゆっくりと見ていられる。
カラヒーヤの傍にはインカの遺跡もある。小さいから見にくいが。
チャチャポヤ文明はインカ文明の前に栄えたものである。
けれど、『歩き方』の年表にもない。かなり残念な事実だ。

次に、ゴクタの滝。
世界で3番目に高い滝である。なんと、770mもの落差がある。
ベネスエラのエンジェルフォールとも120mしか変わらない。
チャチャポヤスから滝への入り口の町コカチンバに着くと
既にゴクタの滝が姿を現してくれる。
05チャチャポヤ前 06チャチャポヤ前07チャチャポヤ前
しかし、この町からゴクタの滝は徒歩3時間。
今回も同行者は68歳のおばあさんだけ。
彼女は遠くから見て満足。滝まではガイドと僕の2人きりである。
中にはきついという人もいるけど、僕は2時間で歩けた。
トレッキングをしていると次第に滝が近づいてくるのがわかる。
登り下りをくり返し、滝がよく見える高台で立ち止まる。
そして滝壺の近くへ。これだけ近いと滝壺の脇までは行けない。
700mを落下してきた水流は散り散りに、霧々に、風に流れる。
08チャチャポヤ前 09チャチャポヤ前 10チャチャポヤ前
滝壺はあるけれど周囲は風と高度で散らされた水でビショ濡れだ。
ガイドもその場にいたペルー人も、僕に「滝壺で泳げ」と言う。
ばかな! 水の冷たさは尋常じゃない。10℃もないだろう。
とか言っときながら、海パンのない僕はトランクス1枚になり、
滝壺の水たまりを迂回して滝の下へ向かった。
行けるところまで行こう。
途中で靴を脱ぐ。水飛沫が眼鏡に付き、視界はかなり悪い。
下は尖がった岩。ゆっくり歩く。それでも足裏が痛い。
風向きが変わる。一瞬でずぶ濡れになる。空を、滝を仰ぐ。
もう、どうしようもない。滝壺まで行くことに決める。
何とか辿り着く。いつもやってる片足立ちのポーズをとる。
ガイドにカメラを渡してあるから、ここでも写真を撮れた。
寒い、寒い。早く戻ろう。でも……あれっ、靴何処だ?
眼鏡が曇ってよく見えない。拭いても拭いても風と水が悪戯する。
ガイドに頼んでみつけてもらう。ガイドも濡れる。
トランクスを脱ぎ、そのままズボンを履く。そして戻る。

更には、ワンカスのミラドール(展望台)。
“展望台”と言っても建物はない。
目の前の崖を見るのに何も要らない。
たぶん、説明もいらない。写真を見て欲しい。
あの向こうに、ゴクタの滝があることを想像して。
11チャチャポヤ前 12チャチャポヤ前

その他にも、遺跡や自然がチャチャポヤス周辺にはたくさんある。
『死者の町』、『キオクタの鍾乳洞』、『バリェ・ベレンの水路』、
『ヤラペ遺跡』、『レバシュ遺跡』、『オラン遺跡』
『レイメバンバの博物館(ミイラあり)』等々。
以上は比較的行きやすいのだが、そうでないところも多い。
『グラン・ビラーヤ』なんかはトレッキングでしか行けないし、
街の至る所にその美しい写真が飾ってある“コンドルの湖”、
『ラグーア・デ・ロス・コンドレス』なんかは、
「レイメバンバという町から歩いて3日かかります」とか…。
まだまだ観光地化が進んでいないため車道がないのだ。
でも、そんなところがチャチャポヤスの魅力でもある。

チャチャポヤスに行くのも大変だ。
リマからの直通バスがあるが、大まわりをするため22時間かかる。
僕はセレンディンからバスで行ったのだが、12時間かかる。
その際、高度3600mの峠を越え、800mまで下り、また登る。
800mにある村バルサスではテキーラを造っている。
ちょうど日曜だったこともあり、休憩の際に御馳走になる。
12バルサス
そんなセレンディンまではリマから20時間。
つまり、僕の通った山岳越えコースはリマからトータル34時間。
そんなに遠いのに、チャチャポヤスには空港がない。
なんとなく、ここの観光地化が進まない理由がわかる気がする。

いろいろ語ってきたが、実はまだチャチャポヤス前半戦である。
チャチャポヤスの町を後にし、少しだけ南に下る。
拠点を変え、向かうはハルカ・グランデとティンゴ。
それぞれが特徴のある町だ。
そして、チャチャポヤス周辺での最大の見所、『クエラップ』。
3000mの山の上にある、20mの壁で囲まれた巨大な遺跡だ。
“雲の上にある都市遺跡”、クエラップ。
マチュピチュよりもこっちの方が“ラピュタ”に近い。
僕はそう思っている。

1都市(1地域)1記事で連ねてきたこのブログ、
なかなか2編になることはない。
掟破りの2話連続。チャチャポヤスとはそんなところなのだ。
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