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カリ・デルビー (8月9~12日)

メデジンの次はペレイラかボゴタへ。僕の思い描いていたコース。
ボゴタの近郊にはシパキラの岩塩教会や白い街ビジャデレイバも。
しかしそれらの魅力的な街に寄らずに南下することに。
その原因は、ズバリ、カリ・デルビー。フットボールなのだ。

またしても、フットボールである。
僕にとって、フットボールは旅のキーワードなのである。
メデジンで長居していたホステルのスタッフから情報をもらい、
コロンビア・リーガ(リーグ)について、日程を調べていた。
そしたら、今週末がカリの人気2チームのダービーではないか。
コロンビアのサッカーの中心地は、カリ、である。
そのダービーなのである。チケットは当日でも取れるらしい。
ボゴタやペレイラは南米を出る時でいい。カルタヘナoutだから。
“花のパレード”翌日の土曜の夜、カリ行きのバスに飛び乗った。

現在のコロンビアで最も危険な町と言われる、カリ。
十分警戒してバスターミナルからホステルまでタクシーを使う。
ホステルでチケット情報を聞く。身軽な格好でスタジアムへ向かう。
バスのカードを持っていないため乗客に肩代わりしてもらい、
何とか乗り込む。コロンビア人は余りにも優しい。カリも同じだ。
01カリ 02カリ

一度乗り換えてスタジアム前の駅へ。このバスは路面バスなのだ。
03カリ
スタジアムの周りには昼前だというのに警官が配置され通行止め。
優しいコロンビアの警官達にチケット売り場を聞くと、皆が言う。
「絶対に“Norte(北)”と“Sur(南)”はヤメテおけ」
これはホステルでも言われたことである。
“Norte”と“Sur”とはゴール裏席で熱狂的サポーターが結集。
これだけ警官が居ようが、それでも危ないのだ。
言いつけを守って西側の一階席(Occidental Primer Piso)を買い、
露店でメキシコで購入したのと同じタイプの帽子も購入。
これ、1ドルなのだ。南米でフットボールを見るたびに買い足そう。

さて肝心の試合である。
対戦カードはデポルティーボ・カリvs.アメリカ・カリ。
アメリカは昨年度のチャンピオンチームであるのだが、
メデジンのホステルの兄ちゃんがデポルファンだったので
“緑”のチームを応援する。“赤”は宿敵となった。
04カリ 05カリ 06カリ

熱狂度合いは、どうだろう……
トルコの“座りません!”まではいかないがイングランド以上か。
テクニックはある。身体能力もある。戦術的にはまあまあ。
やはりアメリカの方がいいフットボールをしている。
そんな中でデポルがオラオラとゴールへボールを押し込んだ。
一応この試合はデポルのホーム扱い。意地なのか、なんなのか。
この旅では僕が応援するチームはいつも負けない。
マンチェスター・U、フェネルバフチェ、ユベントス、バルセロナ。
メキシコのプーマス、パチューカ。
ユベントス以外はすべてホーム(カサ)ではあるが、不敗神話だ。
しかし、アメリカが試合をひっくり返した。地力の差だ。
それもPKで。荒れるエスタージオ。デポルは1人少なくなった。
またまた試合が動く。デポル、同点に追いつく。
更にPKが与えられる。デポル、勝ち越し。そして試合終了。
PKの判定は2つともファンじゃなくても首をかしげるくらい…。
会場の荒れ方は半端じゃない。これはこれは…。

無事に帰れてよかった。
南米・フットボール観戦の一発目は荒れ模様。
今後すべての国で見ていく予定なのだが…。
僕の中で、期待と不安、
それぞれが1つのチームのようにデルビーを始めたのだった。

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