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スペイン語学校 (6月3日~7月1日)

学校である。語学学校である。
大学を卒業・修了してから10年以上が経ち、再び学生になった。
もちろん化学会社の研究開発職というのは日々知識習得が必要で、
そういう意味では“知識を得、学ぶ”ことは久しぶりでもなく、
なんとなくヨシヨシ、という感じでもあったのだが・・・


なんとなくヨシヨシというのは無職であることへの疲労が原因だ。
何かを造ったり学んだりすることが好きな僕にとって、
何かを受け取ることが主の日々を送るというのは少々物足りない。
しかし、もちろん旅は好きだ。今一番したいことをしている。
ただしすべてを与えてくれるわけではない。
というわけで、“なんとなくヨシヨシ”なのである。

一方で、“語学習得”というのは・・・なのだ。
何と言っても、僕は語学が特別&唯一(?)苦手だから。
中学以降、他の教科に関しては余り苦手意識を感じたことがない。
でも、英語は違った。どうしてもできない。うまくならない。
嫌いではないのだが、苦手なのだ。
これだけ世界を旅して今の英語力というのは情けないばかりだし。

そんな僕ではあるが、やると決めたらやるのだ。
中途半端ならば、“学ぶこと”は更に億劫になるし意味がない。
そんな語学が苦手な僕のスペイン語学習はこんなだった。

スペイン語に最初に手をつけたのはスペインに居る時である。
とはいえ、『歩き方』の後ろに載っている範囲くらいのものだ。
何をどう学ぶべきかは?だったけれど、取り掛かりは成功だった。
とりあえずは、挨拶。「こんにちは」。そして、「ありがとう」。
次は…、Quiero(キエロ)・Puedo(プエド)・Puede(プエデ)。
それぞれ、I want to~、Can I~、Can you~に当たる。
それもその次に動詞の原形をつければすぐに使えてしまう。
スペイン語は動詞の活用が難しいか、こうすれば問題ない。
次はいろいろな動詞を覚えていけばいい。特に旅で必須の単語を。
これですぐに使える。自分の意思を相手に伝えることができる。
そしたら何とかなる。相手は僕に返答してくれるから。
これでまず、旅中にスペイン語でコミュニケーションをとる。
次は日本語で書かれた文法書(『30日間…』というやつ)を読んだ。
これはバルセロナの日本人宿で手に入れることが出来た。
やはり取り掛かりは日本語の解説本があるといい。
スペイン語ってどんな言語なんだというものを把握できればいい。
そしてスペイン語学校に入った。

スペイン語学校と言っても、中南米のそれはほぼマンツーマンだ。
先生一人、生徒一人。最初からすべてスペイン語で授業開始。
十分に英語をわからずに旅しているからそんなに苦ではない。
僕は旅行会話より文法を中心に教えてもらうことにした。
旅行に必要な会話は授業以外の生活で身につけるべきだと思う。
学校という場で学ぶべきは、自然に身に付き難いもの、基礎だ。
もちろんどこまで到達したいかという目標にも因るのだが、
どうせなら旅で会う人といろいろな話ができるようになりたい。
僕はそう思ったのだ。

では、なぜ学校に通うのか、通うべきなのか、何が利点なのか。
そもそも、僕らは生まれた時、何語も話すことができない。
けれどいつの間にか親や周囲の話す言葉を理解し使うようになる。
学校は必須ではないはず。時が経てばわかっていくものだ。
ただし時間がかかる。子供程に柔軟でも語学神経が顕在でもない。
だから学校に通う。つまりは“習得へのきっかけ”である。
子供にない経験と知識を活用し頭の中を整理することもできる。
普段の生活では経験することが少ないものも纏めて学習できる。
更にもう1つ。怠惰な自分に対する強制と学習リズムの形成だ。
学校に行くと、少なくとも毎日ある一定時間勉強することになる。
今日は気分が乗らないといっても、学校と先生が待っているのだ。
授業前後も宿題があったり、週末には更に課題が出されたりする。
先生は自分の習得レベルやスピードを見極め、調整してくれる。
なぜ学校が必要かを考えれば、更に有意義な通学となると思う。
僕は学校の利点をうまく生かし、どうすればもっと身に付くか、
何をすべきかを考えながら取り組んだ。

僕のスペイン語学習状況に関して。
学校に通う前にある程度日本語の文法書を読んでいたため、
取り掛かりも順調に、その後も日々新しいことを学べたと思う。
結構宿題を出す先生だったこともあり、宿題が復習になり、
次の授業中に前日の授業の質問をされても答えることが出来た。
と言ってもちょっと考える時間が必要、すんなりではなかったが。
そんなこんなで2週間で現在形の活用が終了。結構いいペース。
しかし、宿題の多さに辟易。先生と自分で交渉して宿題をゼロに。
先生の宿題の出し方もわかったし、復習は自分でできる。
それに宿題とはノルマである。僕はノルマが嫌い。
折角旅に出ているのに、押し付けられるのは嫌なことこの上ない。
そもそも勉強とは自分でやるものだ。やらされるものではない。
この時には自分がそれほどスペイン語が嫌いではないと分かり、
自分の分からない所や苦手なところを自分で見つけ、
それを補うように復習をできるようになっていった。
結局4週間、2種類の過去形と未来系まで終了して学校を終わる。
先生のカルラはベテランで教え方もうまく、
特に、動詞の時制・人称変化を授業の軸にしながらも、
それに前置詞の使い方やよく使う表現等を織り交ぜてくれたので、
とても分かりやすかった。
カルラからしてみたら、僕はよくしゃべる生徒であったらしく、
やり易かったようである。“僕は語学習得好き”と感じたらしい。
苦手ではあるけれど、嫌いではないが、基本的には好きではない。
優秀だったわけではなく、話したいことを口に出しただけだ。
覚えが良かったわけでないが、とにかく何とか表現しようとした。
ギリシア神話の話になったときは自分の好きな話題であるし、
一般的でない単語ばかりではあるがなんとか話し切った。
その時は約2時間話し続けた。その日は疲れて何もできなかった。
ホームステイ先で笑われるくらいであったが、
好きなことを話すというのは語学習得には一石二鳥であると思う。
つまらないことや興味のないことは基本的にやらない。
好きなことを、話したいことを話すために努力する。
笑いをとろうとした。笑いは心が通じた時に初めて生まれるから。
その姿勢が、彼女に「僕は語学が好き」と思わせたのだと思う。
何を学ぶにしても僕のやり方は常に自分の行きたい道へ、だ。
その道を進んでいてもいつかは壁がやってくる。
でも、自分が欲し選んだ道に建つ壁であれば乗越えたくなるのだ。

毎日の授業では、日常生活に関して話すことが日課となっていた。
最初の頃は現在形だけで前日と当日の自分の行動を文章で口にし、
過去形を習ってからは、使い分けながら話した。
前日のことは過去形で、普遍的なことは現在形で。事細かに。
何時に学校を出て、どうやって帰って、何時に家について、
夕食は何で、その後何をして、何時に寝て、起きて、朝食は何で…。
そうすると、自分が苦手なところや忘れた単語や活用がわかる。
未来形を習った後は、授業の最後に次の授業までの予定を話す。
授業が進むにつれて僕が話している時間が長くなる。
最終的には授業の半分以上、僕がほぼずっと話していた。
午後の授業にしたので、午前中は周辺の村へよく通っていたし、
休日は遠出やホームステイ先の人達に誘われてサッカー、
山登りやハイキング等々。気づいたことはメモして質問した。
先生がまだ話すのかとあきれていた日もあった。
それなりに聞けるようになり、それなりに話せるようになった。
でもまあ、たかが4週間。なんでも来い!とはいかない。
単語量が絶対的に不足しているし、早いと理解できず、
即座に言葉や文章が出てくるかというと、いやはや……

今後スペイン語を勉強する人の参考になれば、コレ、幸い。
語学センスがない僕でも何とかなった体験談として。
ただ…、スペイン語は向上したけれど、英語が話せなくなった。
どうしても混ざるし、今では英単語が出てこない。
聞く方は以前と変わらない状況なんだけど…。

語学の道は険しい・・・
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